書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

初どきが始まりました

今年も初どきが始まりました。お盆のおとき、そして暮れどきと、正太寺では年に3回のおときを勤めていますが、この初どきは唯一、お檀家さんにお寺へ集まってもらってお勤めする儀式となっています。

再びコロナへの感染者数が急激に増えてきていますが、その中でも無事に開催できていることがとてもありがたい。ただ、後5日間あります。その間にこの湖西市界隈で急激な変化がないと良いのですが。

この初どきには、近隣のお寺さんお二人にもお手伝いに来ていただいてます。6日間も行う儀式、それも毎年行う儀式としては、かなり豪華な体制だと思います。大般若会は大勢のお坊さんが集まっているイメージがありますが、年に一度ですからね。いや、虚勢を張っているわけではないですが・・・いや、、、

さて、虚勢をはったところで私に箔がつくわけでもないので無駄な労力はこの辺にしておいて。

この初どき、夜に開催してきましたが、昼間の開催も要望を受けています。高齢化が進む入出ですから、夜よりも明るい昼間の方が出歩くのに向いているんです。

今までであれば出席者の世代交代が行われてきたのですが、自分のお子さんたちと同居している世帯もかなり減り、自分が動けなくなるまではどんなに歳を取っても交代できない、いやむしろ、自分が動けなくなったら当家からは誰も出席できない、そういう状況がそこかしこにあるようです。

もちろん分かってはいたことですが、いつの間にか時が過ぎ、私の中でまだまだ若く元気だったはずの方達が、夜よりも昼の方が良いという気持ちを強く持つようになっていることに、時の流れの速さを見くびっていた自分を見出しました。

今年はもう始まってしまったので仕方ありませんが、来年は昼の部を開催できるように算段を立てなくてはなりません。アンケートをとるのが確実ですが、配るのはともかく集めるのが大変。返信ハガキを同封するのか。お金かかるけども・・・

お金がかかったとしても、檀家さんが参加しやすい形へ移行していくのはとても大事なことです。一人で悩んでいてもなかなか答えは出ないので、役員さんと相談しながら進めていきましょうね。

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