書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

コピー機がやってくる

今日の夕方、コピー機の入れ替えがあります。 悩んだ末のリース継続。これが来年だったらコピー機やめたかもしれないなあと思いつつ。晋山結制終わったら、印刷需要もグッと下がりますから。

性能的にはほぼ同じで、リース料とカウンター料金は下がります。今後5年、リースの支払いが続くこと以外は良いことづくし。

5年かあ・・・

固定費というのはしんどいですね。庭師さんのお代も固定費と言えば固定費なのかも。来年の山の整備はどうしようか。もちろんできることなら整備したいです。正太寺のミヤマツツジといえばそこそこなの通った景勝地。山の整備をやめるということは、ミヤマツツジが見れなくなることと同義です。未整備状態では山に入れなくなりますから。

1年整備をやめれば、復活させるのに多大な労力が必要になります。しかし、毎年100万円を超える費用を確保することが難しくなっています。

来年支払いができる予測が立ちません。請求通りに支払いできなければ、長年お世話をかけた庭師さんに多大な迷惑をかけてしまいます。庭師さんの腕が鳴る剪定仕事がほとんどなく、お掃除ばかりしてもらっているのに、何かあれば最優先に駆けつけてくれる庭師さんに今まで何度も助けられてきました。そういう意味でも引き続きお願いしたいし、その一方で迷惑も掛けたくない。そもそも仕事を依頼するなら、支払いの算段が立っていなくてはね・・・

そう。支払いの算段は全然立っていません。なんてこったい。

コピー機のリース料金くらいなら支払えるんですが、庭師さんの支払いは桁が違っててねぇ。

コピー機やめれば山の整備の半分弱くらいにはなりますが、必要性で考えたらコピー機かなぁ。ミヤマツツジで賑わっても、今のところ正太寺としてのメリットは無かったりもします。それがきっかけで檀家さんになる人もいないし。切ないですね。

「例年通り」の経営というものの難しさを思い知らされているこの数年。今まで支払えていたのがラッキーだったに過ぎないとすら思えてきました。

せっかく世間の縛着から逃れられる僧侶なのに、住職業はお金にがんじがらめ。二律相反しすぎじゃないですかね。ああ、この状態こそ、世間を超えてると言えるのか、もしかして。

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