とある場所で、消防団分団長の同期と再会しました。もしかして、退団以来、初?かも。
任期の2年間、合わない週は無いというぐらい頻繁に顔を合わせていたのに、退団後はプッツリと縁が切れてしまって。最も、これはどの分団長とも同じなんですけれど。
SNS上で写真にいいねをしたりするぐらいの繋がりは維持している方もいますが、それもほんの数人。当時のLINEグループが維持されていて、そこでたまにやり取りが発生するのがせいぜいで、そのささやかなやり取りが嬉しくて。
きつかったんですよ。あの2年間。私はある程度自分の仕事時間をコントロールできる立場にいたからなんとかなりましたが、会社勤めの上にまだお子さんが幼かったりとか、普通なら引き受けるべきではないような状況の方もいたんです。それでも受けざるを得なかったんでしょう。責任感とか、そんな綺麗事で片付けられる次元の話ではないのでしょう。
そうした犠牲の上に成り立っているのが現状の消防団。自分が経験しているから「犠牲」なんて言葉は使いたくありませんが、分団長よりも上の階級になるとさらに苛烈です。
その状況下で、少しでも良い方向へ事態を動かそうという努力のもとに出来上がっているお金の動きもあります。外から見ればそれは常識外れで許し難いことなのでしょうが、現場にいる人間が同意していて、なおかつ法律にも則っているのであれば、外野がヤイヤイ言うことではありません。
が、全国で頻発するそうした話題に配慮してか、お金の動きは外にいる人たちの感覚に沿うように変わっていっているようです。
それで団員の士気が下がっても、上げる手段は思いつきません。彼らは消防士ではないんですから。地域の要請に応えて団員をやっているんです。少なくとも入出においては、入団時にやりたくて入った人間を私は知りません。
もっとも、操法大会に関しては大多数の意見に同意です。その練習時間を多くの団員の訓練時間に充ててほしいとは思います。今は出初式をやっても一般の人はほとんど見にきませんから、見た目が整ってなくても非難は出づらいんじゃないかなぁ。浅はかかな。そもそも出初式をやらなくても・・・おっと、言い過ぎか。
何か目標がないと取り組めない訓練というのもあります。大会や式典というのは良い目標であったことと思います。ただ、そこへの比重が多くなりすぎたきらいもあるのでは。
まあそれはともかくとして、そんな濃密な時間を一緒に過ごした仲間と再会して、ほんの15分という短い時間だったのですが、多少の会話ができて楽しい時間を過ごすことができました。コロナの心配がもっと少なくなったら、久しぶりにみんなで会いたいですね。
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