書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

猫のいる生活

ムイ

保護猫出身のムイさんが我が家に来てそろそろ二ヶ月。人間を「ご飯をくれる人」としっかりと認識して、うまいこと甘えまくっています。かわいい。

ショコラさんが旅立ってからの一年近く、我が家から失われていた猫の声。ふわふわ。爪の痛み。

それらが今は再び毎日ここにあります。とても幸せ。

子どもたちが元気でいてくれるだけで、本当にそれだけで幸せなのですが、でも幸せはいくつあったっていいのです。

ムイさんは、その人懐っこさから、明らかに一度は飼われていた猫だと思われます。人間への信頼を失っていたかどうかは分かりませんが(犬ならそういう反応もあり得る)、今は我々のことを仲間だと思ってくれているんじゃないかと思います。

ムイさんもそれなりに幸せだろうし、我々人間家族も幸せ。

とても良い。

ショコラさんのように不治の病に感染させないように、絶対外に出さないという家族の固い決意のもと、たまに脱走するものの秒で引き戻されています。このたまの脱走も防ぎたいけど、これはもうどうしようもない。家の中でケージに閉じ込めておくしか手段がありません。でもそれはダメ。ムイさんは喜ばない。

家の外の世界を知っているから、ムイさんも外に出たがります。外に出ることを防ぎ続ければ、外に出ようとしなくなる、という話も聞きますので、それを目指しているところです。

虫と追っかけっこしたり、楽しいよね、家の外。でもね、ごめんね。これは私のわがままでもあります。ショコラさんの最期のような辛い思いはさせたくないし、私もしたくない。

最期の時の事ばかり考えて猫と暮らすのは、ちょっと行き過ぎた考えかもしれません。もっと、元気に生きている今のムイさんと過ごす時間を考えた方がいいのかもしれません。でも、やはり、ショコラさんの最期がまだ目に焼き付いていて、どうしてもそのことばかり考えてしまいます。

ショコラさんは5歳ぐらいでした。ムイさんは、推定で今5歳ぐらい。ショコラさんが元気だったら、という想像の姿も重ね合わせてしまいます。これはもうしょうがない。そこまで含めて、ムイさんが病気にならずに幸せにいられるように、一緒に暮らしていこうと思います。

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