書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ゆうちょ銀行も硬貨に手数料ですか

同じ県内の熱海市で土砂災害が発生しました。すでに2名の方が亡くなられており、まだ多数の方が行方不明。お悔やみと、お見舞いを申し上げ、無事の生還をお祈りしています。それ以外にできることがないのが辛いです。報道に接したみなさんも同じ気持ちであると思います。

とても辛いので、全然関係のない話題を取り上げます。

最近の金融業界の流れとはいえ、とうとうゆうちょ銀行も、硬貨の取り扱いに手数料がかかるようになるそうです。来年 1月から。

www.jp-bank.japanpost.jp

ATMでの入出金に効果が含まれると即座に手数料がかかります。窓口も同様ですが、窓口で出金する際のことは書いてないような。ただし、金種を指定すると枚数に応じて手数料がかかります。

加えて、払込みの際は、現金だと+110円。料金受取人払いであっても110円は支払側に発生します。とことん現金を嫌っていることになりますね。

通帳からの送金であれば従来通りなので、そういう使い方をしてほしいということでしょうが、日本的な商習慣からすると、キャッシュレスで手続きした際の料金を優遇するのが筋ではないのかな。ちょっとした払込なら通帳から送金するよりも現金と払込取扱表を窓口なりATMなりで手続きした方が手っ取り早いですし。気楽にサービスを利用できるというもの。

お金を受け取る側からしたら、支払側への負担をなるべく少なくすることを考えます。金融機関がここまで現金を嫌う以上、クレジットカード払いが一番手っ取り早いということになって、支払方法から振込やら払込が消滅する可能性だってあるわけです。

この先どうなるのか大変興味深いです。

近隣の金融機関で、効果の預け入れに手数料を求められないのは、豊橋信用金庫だけとなりました。お賽銭を預けるのに、昔は農協さんが持ちにきてくれていました。それがだんだん、おそらく法令的に扱いが危うくなったのだと思いますけれど、持ちに来てくれることもなくなり、自分たちで持っていくなら近い方がいいということで最近ではゆうちょ銀行へ持ち込んでいたのですが、今回の改定で手数料がかかることになります。

全部のお賽銭が10円硬貨だと仮定すると、入金額の約1割を手数料として納めることになります。何とも悩ましい。手数料率だけ考えたら、クレジットカードやQRコード決済でお賽銭をもらった方がお寺に残るお金は多くなります。長い期間、賽銭箱に小銭を入れるという形でお賽銭の形というものが固定されていましたから、カードやスマホでお賽銭を「入れる」「投げる」という行為の代替として受け入れるには、やはり相当な時間がかかると思いますが。

今まで相応の手数料がかかるところをサービスで提供してくれていた、と仮定して考えても、やっぱり悩ましいですね。今後金利が上昇して、貸付で大きな利益が出せるようになったら、こうした手数料は再び無料化されるのでしょうか。それとも一度有料化されたものは長きに渡って有料のままなのでしょうか。

金融機関の売り上げにさっぱり貢献していない正太寺ですので、他のところでお金を取りますと言われたら、はいそうですかと言って受け入れるしかありません。

受け入れるしかありませんが、せめてもの抵抗に、こうして日記に書いてみたりしてみました。世の中、世知辛くなる一方です。せめてお寺に来た時はそうしたことが感じられることがないように、気をつけてまいります。

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