書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お盆の準備を始めました

まずはお手紙から。カレンダーを眺めつつ、来週月曜日発送と定めて取り掛かります。

一番肝心なことは、お盆のお経に回るかどうか、ということ。このことについてずっと悩んでいましたが、今年は回らないことに決めました。

その代わりに、師匠と手分けで本堂位牌堂を使って、一軒ずつ順々にお盆のお経を読むことに。

くどくならないように、でもなるべく気持ちが伝えられるように、頭をひねくりまくって文章を作りました。どこまで伝わるか心配ですし、その後の反応も心配ですが、それでも和尚が各家を読経して回り歩くことで感染を広げる可能性を無くせるというのは、ホッとします。

お手紙にも書きましたが、イギリス由来の変異株が主流になってしまったようで、感染力が今までと比べて強くなり過ぎています。消毒とマスクだけでは防げるような気がしません。自分がどこかに用事で出かけるのであれば、その必要性とリスクを天秤にかけて判断しますが、お盆のお経は、とても大切なものですが、檀家さんに命の危険を与えてまでのことではありません。

今年だけ、お寺で読むことでご先祖さま、勘弁してください。その気持ちで十分にご先祖さま方は理解してくれる程度のものです。

生きている人の気持ちの方が難しい。

ある程度の人がワクチン接種をすれば、感染はかなり抑えられることはすでに他国の実績で明らかです。焦らなくても、来年のお盆にはきっと今までのようにお経を読んで回れます。少なくとも、昨年のような対策で十分に安全が確保できるでしょう。

無理してでもお経に回って、檀家さんとお会いしたいという気持ちもありますが、そこはグッと堪えてね。

ただ、1人でお経を読んでいると、結構辛いのですよね。参列してもらっちゃったら感染拡大防止にはなんの意味もなくなってしまいます。「参列はできません」の一言を渋々載せましたが、たまには誰か時間を合わせて来てくれないかなぁ、なんて思っています。午前か午後の区別しかお知らせしないので、来ようがないんですけどね。

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