書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

もう一つの卒業

子どもたちの卒業式から一日。今日は、静岡県教職員定期人事異動が発表される日でした。

子どもたちのみならず、私にとっても特別な先生となった校長先生も、とうとう別の小学校へ異動となります。卒業した娘の担任の先生もまた。

息子の現担任の先生まで異動。

我が家にとって関係の濃い先生方が軒並み異動となってしまい、来年度からに一抹の不安がよぎります。

200人に満たない児童数の小学校ですから、先生の人数も少ないです。数人異動すれば、学校の雰囲気がガラッと変わるぐらいのインパクトとなります。

湖西市はいよいよ全児童にタブレット端末が割り当てられて、授業の仕方もガラッと変えていかなくてはならないタイミング。先生にとっても、今回は異動無しで、慣れた学校でじっくり取り組みたかったんじゃないかなぁ。勝手な推測ですけど。

その一方で、令和三年度から、市内の小学校全てで部活動は行われないことになっています。今年度はコロナ禍のために部活動は中止したままここまで来ましたので、すでに部活動が無い状態にはなっていますが、それが今後も続くというわけです。

先生にとっては負担の軽減です。土日の大会に休日出勤することもなくなります。児童が下校した後の時間は、全て授業の準備に費やせることになります。

ただでさえ、夏休みも学校に出てこなくてはならなくなって、その時にしかできない専門的な研究もしづらい状態でした。教科書の中身を話しているだけでは子どもたちの興味を引くには限界があります。自身の体験や、教科書に載っていない情報を出すことで、子どもたちの興味を惹き、授業の理解を高めることができます。

「教師は夏休みが長くていいね」という程度の軽い妬みが発端だとしか思えないんですよね。いいと思うなら、なればいいのに。

子ども達にもっと良い教育をと願うなら、先生にもっと自由を。

話が大幅に逸れました。

先生の卒業です。子どもたちは送別式でもう一度会えますが、保護者は機会がありません。コロナ禍に学校に押しかけるわけにもいかず。

ですので、この場にてお知らせを。お世話になった先生方の異動を子どもたちに伝えたら、とても残念がっていました。卒業し、もう小学校で教わる機会の無い娘も、残念がっていました。それぐらい、我が家にとっては特別な先生たちでした。本当にお世話になりました。感謝の気持ちで一杯です。そして、異動先の子どもたちが羨ましい。

とりあえず息子には、送別式に目薬持っていけと言ってあります。(台無し)

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