つながる、といっても、普通の人の言うつながるとは違います。そんな高度なレベルじゃありません。
回線的に、ネットワーク的につながるという意味で、いつの時代の古い話だ、と言うレベルのつながる、です。
私が正太寺の携帯電話として持ち歩いているスマホは、Cosmo Communicatorといって、イギリスの会社が開発した物理的なキーボードを搭載した、今時のスマホとしてはかなり異色な製品です。
そのキーボードのおかげでどこでも文章が書けて大助かりなのですが、一方で、内部ソフトウェアは細かな不具合がいくつもあり、徐々にアップデートされて改善されてきたのですが、夏以降はそのアップデートもピタっと止んでしまい、来年発売予定と発表されている新機種の開発に忙しいのかなぁ、と寂しい思いでいるところ。小さな会社なので、そんなことも往々にして起こるのです。
その不具合の一つに、電話が着信しなくなる、とか、着信時のバイブレーションが一回しか鳴らない、とかがあるのです。
再起動すると治るので、毎日試しに電話をかけてみて様子をうかがい、着信履歴が自分の名前で埋まっていくという日々。
先日来話題にしているテレビ電話のために使うことにしたアプリ、Google Duo、タブレットで使おうとしたらなぜかアプリが勝手に終了されてしまって、着信を受けられないという問題を解決して以来、いつ電話かけてもちゃんと着信し続けてくれて、そこに感動しているのです。
Google Duoには電話番号が必要だったので、Cosmo Communicatouで使っている番号を割り当てたため、Cosmo Communicatorでも同時に着信します。いつかはどこでもテレビ電話で応答しようと思っているので好都合なのですが、それよりなにより、普通の電話として機能は冒頭に書いたとおり着信しなくなったり不安定なのに、Google Duoには安定して応答するのです。
本来不安定になりがちな、インターネットを介した通話をするGoogle Duoの方が安定しているという、見方を変えるとCosmo Communicatorを皮肉る状況になってしまいました。
テキストを打つには最高なのですけれどもね。電話機能以外は問題ないので。個体差があるっぽいですけど。
そんなわけでして、もうすぐ発行予定の正太寺通信にテレビ電話番号が載りますので、お檀家のみなさまはお楽しみに。Cosmo Communicatorの不具合のために外出時にテレビ電話を受けるのは実はちょっと難しいのですが、そこが今後の課題ですね。
Cosmo Communicatorは自分で買ったものをお寺の仕事に流用しているので、もっと安定した電話機をお寺で買えばいいのですが、費用の問題もありますし、私がスマホ3台持ちになってしまうという問題もありまして。(Cosmo Communicatorはテキスト入力に関しては唯一無二の無双っぷりなので、置いて出かけることはあり得ないのです)
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