書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本葬儀

真夏の本葬儀。これかなり過酷だったようです。気分の悪くなった方も出ました。お身内なので問題にはならないでしょうが、どうしても本堂を使わざるを得ない和尚の葬儀は、実施時期を考えるべき気候になってしまいましたね。

今回は諸般の事情により、遷化されてからまもなくでの本葬儀となりましたが、以前であればまずは密葬儀を行い、準備を整えて本葬儀、という流れでした。その流れのままで行けば、この酷暑、そしてコロナ禍ですので、密葬儀は近親者のみで出棺経を勤めるだけ、というような形も考えられます。本葬儀は涼しい時期に計画すれば、色々とやりやすくなることでしょう。

これはもう単なる気のせいだと思うのですが、和尚の遷化する時期というのは、お盆やお正月というのが多いような。なぜでしょうね。不思議です。正太寺の先先代、私の祖父ですけれども、1月3日でした。年末年始ずっと床に伏せていたと聞きますので、本人も周囲もなかなか大変な年越しだったのだろうと思います。

どうせなら12月の28日ぐらいに遷化していただければ、年末年始の諸行事は全て中止にして、かえってゆっくり過ごすということも可能になるのですが、1月3日では残すは片付けぐらいであり。なんとももったいないというか。

私今、ものすごく罰当たりなことを言っている気がします…

1日でも長く生きていて欲しいと願うものでしょうから、私もそのような状況では一般的に当たり前な感情を抱くものと信じています。

さて、本葬儀を終えた遺弟さん(遷化された住職の弟子であり息子)、お盆の行事は例年通り行う予定と言っていました。無理をして体を壊さないかと心配です。彼が首座を務めた時に、私は書記として携わらせてもらいましたので、思い入れがあるのですよ。住職に似て真面目でかたくなな性格ですので、余計に心配です。

今の8月は暑過ぎますから、みんなで気を使いあって、無理をせずに過ごせるように変えて行かなくてはなりませんね。8月は休養の月。そんなふうな過ごし方が当たり前になることを願っています。

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