書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お逮夜

新居町のお寺さんのお逮夜でした。明日、本葬儀。

私はいつものように受付です。いつもと違うのは、日程。コロナ禍対応のため、配役寺院の集合時間は17時。開式は17時半。会葬寺院は15時〜17時の間に御焼香ください、という案内でした。

つまり、普段なら配役寺院集合の30分から1時間前に受付係は集合となるのですが、今回は14時半集合。準備に不安もあったので、さらに少し早めた14時を目指してお寺へ向かいました。

受付に滞在している時間は長いものの、会葬寺院の到着はパラパラとばらけるため、応対をするのには少し余裕があります。今までの混み合うやり方と、どちらが良いのかなぁ。

会葬寺院の到着後の行動も様々で、お逮夜で読む長いお経を読んでくださる方、枕経の時の短めのお経を読んでくださる方、コロナ禍対応として滞在時間を短かるするべく、お焼香のみでお帰りになる方。それぞれに気を使っていただいた結果と思うと、味わい深いです。私ならどうしたかなぁ。

今までなら、開式時間に合わせて到着し、受付を済ませ、着替え、みんなで一緒にお経を読み、再び着替えながら他のお寺さんと話をして帰ることになります。その時の慌ただしさを思うと、さんさんごごの今回の方が、落ち着いてお別れができるのかもしれません。

和尚の葬儀というのは、一般の方の葬儀に輪をかけてドタバタして、しんみりお別れをするという趣は一切無いと言っても過言では無いぐらいに賑やかく時間が過ぎていきます。それと比較して、今日の穏やかな。何をどうしたら良いか、考えさせられるお逮夜となりました。

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