書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

外出自粛している生活と、普段の生活があまり違わない

昨日今日と通夜葬儀のために外出の機会があったのですが、よくよく考えたら久しぶりの外出でした。静岡県にも緊急事態宣言が出ていて、とはいえ外出自粛要請が出ているというわけでもないのですが、なるべく余分に出かけるのは避けよう、という気持ちには、私も含め湖西市民もなっているように感じています。

そのわりに道を行き交う車が多いなぁ。どうなってるんだろう。

飲食店は大体通常通りに営業しているようですが、テイクアウト商品拡充の動きもあって、新聞販売店が新聞に折込でテイクアウトをしているお店をまとめたチラシを入れたり、誰が中心になっているのか追い切れていないのですが「ごはん-湖西 https://gohan-kosai.amebaownd.com/ 」というサイトが公開されたりして、いざ外出自粛要請が出ても外食に近い楽しみが用意され始めています。

自粛要請が出る前でも自主的に控えている人にも役に立ちます。我が家でも知っているお店の知らないメニューも見つけてしまったので、近いうちに試してみようかと話し合っているところ。

ただ、私の場合は、普段の生活とさほど変わりがないことが明らかになってきました。お寺ということもあって境内の掃除に終わりはありません。中にしろ外にしろやることだらけ。先週先々週と、週を跨いで延べ8日間かけて駐車場の草刈りを終えたばかりですが、すでに草が30cm近くに伸びている場所もあります。

山の上の墓地は6月になるとかなり草が伸びます。その頃にはいつも庭師さんに入ってもらってあっという間にきれいにしてもらうのですが、その前に自分で草刈りができれば、庭師さんが要する時間も減る→経費削減とつながります。問題は、どのタイミングで草刈りに入るか。

などなど、草刈りだけとってもキリがないわけで、雨が降れば寺務所に一日でもこもっていますし、よくよく考えたら日常の中に、何処かへ出かけるというルーチンが含まれていません。友人と話をしたりということもそういえばないし、あれ、なぜか涙が出てきたぞ…

変なところで心配が出てきました。自分の社会性は大丈夫だろうか。日本社会に適応できているだろうか。まあそもそも、僧侶というのは基本的には社会からはみ出した存在なわけですけれどもね。