書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ECMOが静岡県のどこにあるのか調べてみた

一日草刈りをやっていて、腕が振動でボロボロです。電動草刈り機は低速回転なら気になる振動は感じないのですが、中速からは一気にきます。もしかしたら刃の出来にもよるのかもしれません。電動草刈り機に同梱されていた刃の時はここまで揺れなかったような気がしないでもない。今の刃は初めて使う刃なので、次の1枚に期待です。

で、いつものようにPodcastを聞きながら草刈り機を振り回し続けていたのですが、どこのPodcastも最近は新型コロナに話題が走りがちです。その中でECMOがあなたの街にあるのか知っておくと、危機感が高まる、という話になりまして。

どこを探していいのか分からなかったのですが、とりあえず見つけたのが日本呼吸療法医学会のECMOプロジェクトのページ。

square.umin.ac.jp

ここにプロジェクト参加病院のリストがありまして、そこには確実にECMOがあるということになります。

ここに載っている静岡県内施設は静岡県立こども病院 小児集中治療科のみです。こどもの病気に対応するのが使命の病院ですから、大人は極力他へ回されるはずる。逆に言えば、お子さんが重篤な症状になった場合に頼りになる病院が県内にあるというのはとても嬉しいことですね。

次に見つけたのは日本救急医学会のまとめた「人工呼吸器および ECMO 装置の取扱台数等に関する緊急調査」という文書。ここには具体的な病院名は載っていませんが、各都道府県に何台のECMO(他人工呼吸器)があるかがリストアップされています。

静岡県は、27施設から情報提供があり、7施設 計40台。調査時点で2台が稼働中のようで、待機38台と記されています。これを見る限り、こども病院以外にもECMOは存在している模様。ただ、最大でも40台。人工呼吸器は500台近くありますが、肺炎にとって最後の砦たるECMOは40台だけ、です。それも機械任せで簡単に動く代物ではないようで、ECMOについてのトレーニングを積んだ医療者が大勢必要。この人たちが感染して離脱するようなことになれば、ECMOがあっても治療には活かせないことになります。

湖西市ではいまだ罹患者は出ず、平穏を保っていますが、この時点での心がけが重要です。すでに自分が感染している前提で、人にうつさないように行動しましょう。感染が広まれば、あっという間に一日何百人という勢いで罹患者が増えていきます。重症化するのがそのうちの数割だとしても、ECMOが必要な段階まで進んでしまえば、40台の狭き門に入れるかどうかは運次第です。使えなければあっという間に死が訪れます。

湖西市の皆さん。出かけなければうつらないし、うつさないし。今のうちから外出は食材や生活用品の買い出しぐらいに留めましょう。実際に外出自粛要請が出た時に慌てないよう、今から実践しましょう。必要なものが足りているかどうかの確認にもなります。今ならまだ、時折息抜きしながら取り組めます。でも、ウィルスはもう直ぐそばまで来ています。ちゃんと恐れましょう。