おときにかかる時間が異常事態になっています。一軒あたり30分オーバー。
普段ですと、20~30分程度となります。お経にかかる時間は10分程度ですから、残りはしゃべっている時間です。
もちろん私が一方的に話しているわけではなくて、思い返しても無駄なおしゃべりはなかったと思うのですが、おとき進行上はもうちょっと何とかならんか、と指摘されてもおかしくありません。
指摘する立場にあるのは私ですので、誰もそんなことはしませんが。
ご案内の時間内には到着しているので、その点ではご迷惑をおかけしていないはずですが、それでも待ちぼうけの方も多いわけで。
真剣に、お話しするだけの訪問を検討するレベルの事態と認識しています。でも、すべてのお宅に訪問するのは、お檀家さんからしてもちょっと迷惑な部分もあるでしょう。玄関先の立ち話で良いとしても、留守にはしづらいわけで。
一方、手を挙げてくれたお宅だけ伺うというのも、手を挙げづらいという問題があります。私のような和尚であっても、呼びつけたような形になるのは失礼と感じる方も少なくありません。どんなもんかねぇと聞いてみたら、お話しする時間は欲しいけど、やはりそのために来てくれとは言いづらい、というご意見ももらってます。
昔からの習慣として、とにかくこの時期は和尚が来ると認識されているお盆と暮れのおときというのは、そういう意味でも貴重な時間なのですね。
解決すべき問題は抱えたままですが、よりいっそうこの時間を大切にしようと思います。