書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

風雨という面では台風の影響はあまりないものの

この暑さは台風のせいでしょうね。そんな気がします。私のように日向に長時間いられない体の者にとっては生きづらい気候です。湿度が低いだけでかなり楽なんですけれどね。ちょうどよく乾燥した世界で暮らしたい…

仏教では苦行を勧めません。悪い人がいなくて、修行に集中できる環境があるなら、それは大変な幸せなことだと捉えます。厳しい環境に身を置くことを推奨はしていないんです。禅宗は割と厳しいところがありますが、それにも限度はあります。本山での修行も、結果として死にかねないというものはありません。指導の仕方の問題で不幸な事故(事件かも)は今までもあったと思いますが。地方僧堂での暴力事件はまだ記憶に新しい。

基本的には自分に厳しく。他人に優しく。それは修行中の上下関係の中でも同じことです。後輩を慮って厳しく接することもあるでしょうが、それもやはり優しさの範囲内で収まらなければならないと思っています。まあ私は、本山にいる間に後輩を持つことはありませんでしたが。

心意気のある修行僧で溢れていれば、そもそも必要以上に厳しく接する必要はないんです。溢れていれば、ね。

すごく優しい人が、こちらが手を抜いているとすごく厳しくしてくる。でもしつこくないし、もちろん暴力はない。修行においてはそれぐらいが理想かなぁ。修行をするのであって、苦行であってはいけないんです。じゃなきゃ、死ぬまで修行を続けるなんてできません。

湖西市は、晩になって雨足が強まる時間がありましたが、風はさほどではありません。時折雨が強く降る天気の悪い日、ぐらいです。でも、変に暑いせいで、結果として修行に対する思いを吐露するという日記を書くという、よくわからない影響を与えています。できればこのまま、さほど害のない影響程度で、日本列島から離れていってほしいものです。