書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

着るものが特殊な故の裏事情

仕事の帰りにどこかに寄る、というのが気軽に出来ないものを着ているが故に、公にお話をすることのない裏事情があります。今日はもともと眼医者の予約が入れてあったのですが、葬儀となったため、予約時間には行けない可能性が濃厚でした。遅れて行くか、予約は諦めて別の日に行くか。時間がずれた時点で予約は無効となる約束なので、どちらにしても初診と同じ程度の待ち時間が発生します。時間のある時に行くしかないよなぁと思っていました。

ところが、葬儀会場の都合のために、葬儀後のタイムスケジュールが変更となり、会場を出る時間がだいぶ早まりました。 (ぶっちゃけますと、市営のために融通が効かず、この時間にはきっちり退室をしてもらう、という方針が揺らぎません。これが最初からそうならまだ納得できますが、年々時間が早まったりしているんです。どんどん使いづらくなるのですが、斎場と一体化した施設なので移動が発生しないという大きなメリットのため、湖西市の中ではおそらく一番人気。

民営の葬儀会館であれば、たとえその後、次のお通夜が入っていても、うまいこと調整してくれるものですが…もちろん限度はあるのは当たり前ですが、今回の会場は調整をしようという配慮が何も感じらせません。一体どういう話でこんなことになってしまったのか。今までにお願いして受け入れてもらった要素もあるのですが、最近は何を言っても無駄なんじゃないかと思えるほどになってしまって、大変辛い)

早まったものの、一度お寺へ戻るほどの時間はありませんので、着替えを持って出かけました。

着替え。

法衣を着たまま眼医者さんへ行くわけにはいきませんので。改良服でも目立ちますし。構わないといえば構わないのですが、世間に気を使うというか。

どこで着替えるかというと、場所はありません。どこにもありません。公衆更衣室なんてありません。車内で着替えです。着替えスポットはあまり明かせないのですが、車通りが少ないところを選びます。恥ずかしいですから。

そうなんです。皆さんの前で法衣でお勤めを終えた和尚は、意外と近いところで洋服に着替えているかもしれないのですよ。見かけてもそっとしておいてくださいね。貴重な着替えスポットを失うことになってしまいます。ご協力お願いいたします。

裏事情という割には大した話ではなかったでしょうか。本人としてはかなりの裏事情なのですよ。ここまで書いて、公開するかどうか悩んでいるぐらいですから。