書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

弁事のお仕事、無事に終わりました

私の記録係はいつものこととして。受付係ももうお任せしちゃったのでほぼノータッチでしたし。そんなわけで心配事は息子の弁事だけだった一日が、見事に無事に終わりました。新命さんも首座さんも緊張から解放されてさぞ安堵していることでしょうが、私も、そして初の大舞台を経験した息子も、とうとう終わった、という感慨でいっぱいです。

先週から咳が少し出ていた息子ですが、昨夜はひどく咳き込みました。私に似て、もともと喉の強い子ではありません。きっと昨日の練習の際に、いつもより気が入って喉への負担も増したのでしょう。今朝起きると、喉が痛いと訴えていました。あれだけの咳が出たら、そりゃ喉も腫れているでしょうよと、変に納得できたわけですが、しかし今日は、喉が痛くて声が出なくなっては大変困る日なのです。

風邪薬を飲ませて、さらに咳止めシロップも飲ませて。どちらの説明書にも、他の風邪薬と併用するなとは書いてあるんですけれどね。

そして私は一足先に出発し、新命さんとともに安下所へ行って撮影スタートをし、息子は妻と一緒に他のお寺さんが集まる時間に合わせて会場入りしました。

安下所からの行列を撮影しまくって、走りまくって、本堂に到着すると、息子が準備万端で待っていました。息子の出番まではまだ少し時間があるのですが、私服でいるとさすがに浮いてしまいますからね。

儀式は順調に進行し、息子の出番も予定通りにやってきて、これまた無事に終わりました。喉の痛みからか声がかすれそうになった瞬間がありましたが、咳き込みもせずにそれを乗り切って、見事に勤めを果たしました。我が子ながら、よく頑張ったと素直に褒められるほどでした。

全ての出番をしっかりと勤め終えるのを見届けて、私もようやく気を緩めることができました。撮影係の仕事は続きますので気は抜けませんが、リラックスした表情の息子を見ているのは楽しいものです。

その後、全ての行事を円成し、晋山結制式の一連の儀式が終了となりました。もう何度目かの述懐ですが、お祝いの儀式というのは、ずっと笑顔でいられるので楽しいですね。何度でも随喜したくなります。

冒頭の写真は、実は昨日のものです。昨夜見直していて、一番気に入った写真です。