書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

缶詰の続き

昨夜遅すぎる時間まで仕事してしまったため、今朝は少しゆっくり起きようと目覚ましアラームをセットしたのですが、なぜか5時間も眠らないうちに目が覚めてしまいました。ここしばらく5時間前後の睡眠時間でしたので、体が順応してしまったのかも。もっと寝た方が仕事の能率が上がるというのは分かっているのですが、結局削ってしまいます。

そんなことをぼんやり考えながら顔を洗い、髭を剃り。ここで少しテンションが上がります。朝食です。ホテルでの朝食は大好きです。非日常感たっぷりで、それがたまらなく嬉しいのです。私にとって何よりのご褒美。どこのホテルへ行っても、最近はビュッフェスタイルのところばかりですから、とってくるメニューもだいたい同じものなんですけれど。それでも楽しいのです。

うちで食べる時よりはゆっくりと朝食をとり、部屋に戻ったら仕事再開です。事務仕事の良いところは、こうしてちゃんと生活を送りながら仕事ができることですね。プログラミングをしている時にホテルで缶詰なんてやったら、多分生活リズムぐちゃぐちゃになります。思いついたら真夜中でもベッドから這い出して続きを書いてしまいます。眠る瞬間に思いついたことももちろん起き出して続きを書きます。絶対体に悪いです。でもそうしないと(私の場合は)完成しないんです。すぐ忘れちゃうから。

今回事務仕事道具一式を入れて持ち出したのは、ひらくPCバッグ宗務所バッグとして長年使っていますが、これがとても勝手がいいんです。今日は部屋のデスクに座った背中側にバッグを置けるスペースがあったのでそこに鎮座させました。このバッグの中には仕事に必要なものが全部入っています。デスクに向かっていた椅子をくるりと回せば、全部の道具にアクセスできるという、なかなか実現できない環境で仕事ができました。宗務所では床に置いていますから、中身を取るのに大げさなアクションが必要ですが、ここでは後ろを振り返るだけでいいんです。ああ、毎日ここで働きたい。

たった一本のボールペンを取り出すのにも、そんな至福な感動を得ながら仕事をしました。あとで気がついたのですが、デスクの引き出しにメモ帳とともにボールペンが入っていました。後ろ振り返るより、早い…

まあでもほら、お気に入りのボールペンを使いたいじゃないですか。

予定通り13時少し前まで仕事をして、時間ぴったりのチェックアウトをしてきました。引き続き宗務所へ移動し、北海道地震への支援対応を協議する会議に出席。今後の方針を定め、30分ほどで散会となりました。小気味いいですね。

なかなかの移動距離の二日間が終わりました。意外と疲れていませんが、流石に23時を過ぎると眠気がやってきます。明日もまた宗務所。お寺に全然いませんが、事務は進みましたからね、少し気が楽になりました。ホテルに缶詰、やはり効果あります。