書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

さほど用事のなかった日が、昨日の晩に急に忙しくなった

午後から、11月に晋山結制を修行されるお寺さんで、最初の全体会となる配役寺院顔合わせが行われました。私は久しぶりに記録係「のみ」をいただきました。撮影に集中できるというのは幸せなことです。

機材は以前の晋山結制随喜用に購入したFUJIFILMのX-T10。購入後間も無く後継機のX-T20が出るというタイミングだったように思いますが、その分値下がりしていて、お得に買えたと思っています。高感度で撮影してもノイジーな写真にならないというのが私にとって一番の購入動機。これのおかげで、意外に暗くて光量不足になる本堂内でも綺麗な写真がフラッシュ無しで撮れます。だから外部フラッシュは用意していないのですが、たまには必要な場面もやってきます。でも必要な機能を備えたフラッシュは、2万円代半ばです。今回も無しで頑張るかな…

昨日の夕方から、2件用事が増えました。電話が鳴ると用事が増える。2件で済んで良かったです。

来春、法類のお寺さんが晋山結制を修行されます。その際の弁事のお役目を、私の息子にご指名くださいました。息子に相談したら、「父ちゃんがやれって言えばやると」という半分消極的な返事でしたが、半分はやる気があるとも言える返事だったので、じゃあやろうよということになってお返事したんです。

それを受けて、法戦式の台本なども届けながら、ご挨拶に来てくださることになりました。午後から顔合わせから戻ると程なく約束の時間となりました。ちょうど雨が降り始める中のご到着でしたが、いつもの始終穏やかな雰囲気を漂わせながらしばらくお話をさせていただきました。息子も落ち着きはないものの、ちゃんとその場にいてくれました。

方丈様は最近まで教職に就かれていて、校長先生までお勤めになった方です。時折息子にも話を振りながら話を進めてくださっていたのですが、それがなんとなく楽しそうに見えました。天性のものですかね。

弁事を務めるには暗記することがたくさんあるのですが、息子は早速練習を始めました。これは正直意外でして、嬉しかったです。

本日最後の用事は夜になってから。今年祭典支部長を勤める同級生とともに、書類の作成です。夏祭りの時にも同じようにして、いくつかの書類を作りました。今回もまた、あーでもないこーでもないと、2時間ぐらいかけて作りました。まだ一部できていませんが、これは時間をかけてじっくり点検が必要な書類なので、締め切りまでに私が仕上げることにしました。

あっという間に22時半です。時間が経つのが早い。

未明には北海道で大地震が発生し、夜までにだいぶ被害状況が判明して来ましたが、土砂崩れによる犠牲者が出てしまっています。街中でも液状化現象でたくさんの住宅が被害を受けています。そして多くの人にとって一番深刻なのは、停電ですね。一部では復旧が始まっているようですが、まだしばらく時間がかかりそうです。

心配なのは、その広さ。本州とは規模感が違います。まだ判明していない被害があるんじゃないかと、気になっています。

そして大阪。台風被害の情報が、一気に地震の情報にかき消されてしまって、現在の状況がよく分かりません。テレビもネットも、地震ばかりになってしまいました。必要な情報がどこかで停滞していないかも心配です。

立て続けに災害に見舞われた日本ですが、無事に生活できている地域の人間が行うべき支援は、もうここ数年の災害ではっきりとしました。お金を届けることです。これが一番確実に役に立ちます。一般的には日赤を通して義援金を届けるのが一番確実だと思います。菩提寺と同じ宗派で被害にあったお寺さんに届けたい場合は、各宗派で義援金の受付があるはずですので、そちらへ。

報道を見て心が痛んだ方は、ぜひ義援金を送りましょう。