書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記 20180425

予告通りに宗務所へ。金曜の午前中は宗務所護持会と宗務所寺族会の役員会合同開催。午後からは決算所会。どちらも宗務所としては重要な会議なのですが、私の頭はどうしても午後の部に傾いてしまいます。決算所会の場で一番しゃべる役ですからね。

また、出席者への交通費、決算所会は日当の支給もあります。それらの用意もあまり早くからは出来ませんので、今日まとめて支度をします。宗務所寺族会でも助成金の支給があったりと、お金周りのことが多いのもこの日の特徴です。それなのに9時にはスタンバイ完了していなくてはならないので、当日思い出して急いでお金を引き出してくる、ということが出来ません。

理不尽な日なのです。これら全部電子決済で済ませられるようになったらうれしいです。世の中それが普通になれば、源泉徴収を事業者が手間をかけてやらなくても、税務署が勝手に計算して徴収してくれるようになるかもしれません。それが嫌な向きもあると思いますが、源泉徴収事務担当者としては、こんな仕事、やらずに済むなら大歓迎です。ちょっと計算ミスして納税額が不足した場合、後から納めようとしても期限が過ぎている場合は余分にお金がかかっちゃうんですよ。半年も一年も過ぎているならともかく、毎月10日が期限ですからね。すぐですよ、すぐ。

私の意識としては、源泉徴収とは税務署が取りっぱぐれないための制度であるから、その事務を各事業所で行ってくれている源泉徴収事務担当者は大切な味方なのです。それなのにちょっとした計算ミスすら許してもらえないんですから、切ない。

何でこの仕組みで、今まで反乱が起きていないんだろうと不思議になります。よほど担当者は優秀な人ばかりなのでしょうね…。幸いにも私は今のところミスしていても期限前に気づくことが出来ていますが、ひやっとしたことは一度や二度じゃありません。正直、この仕事はこわいです。宗務所の場合はミスしても少額ですが、それでもミスはミス。余分な支出になってしまいます。

はぁっ。

そういう背景もあって、現金決済を極力避けるマインドが私の中に醸成されたのでした。お寺も現金は扱いたくないんですよー。