書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

納骨

元総代さんの納骨をしました。私が修行から戻り、副住職に就任した後、就任された総代さんです。今年に入ってから、その直前まで総代をお勤めいただいていた方も亡くなられています。正太寺には三人の総代さんがおりますが、それぞれ、三人の中の最後のお一人でした。今日納骨した元総代さんと、同期の総代さんの三回忌を、先週お勤めしています。さみしさが募ります。

もう20年近くが経ちますからそういう時期なのかとも思います。永遠に生きることはかなわないのですから、当然の別れです。それでもやはり、寂しいものです。

正太寺では、総代さんにあまりご負担がかからないようにと、用事が増えないように気を遣っていますが、それでも教区の集まりであったり、年中行事には必ずご参列いただいたりと、ご苦労をおかけしてしまいます。任期も一応は4年間ですが、再任を妨げませんので、よほど事情が無ければ交代の話も動きません。大変なお役です。

現在の総代さんも、そろそろ何年になるかなぁ。私よりもタフな方ばかりですので何も心配はしておりませんが、いつまでもお元気でお勤めをいただきたいと願っています。総代以外にも、他のお役も回ってくるはずの方々ですので、まだまだご活躍をしていただきたいです。

私が宴席を避ける性格なものですから、総代さんと私と四人で食事という話も出てこないんですけれど、たまにはお接待もしなきゃいけないかなと、考えはしています。相談に乗っていただきたいことも多いです。そういう席の方が話しやすいですからね。

まだまだ、住職としては日々のお勤めをこなすだけで精一杯の未熟者ですが、先に行かれた総代さん達が安心して見ていられる住職に、いつかなれたらと精進を続けて参ります。