書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今日が理事会

先日用意した会計書類と予算書決算書を携えて、今日が正太寺護持会の理事会です。

理事会前に会計監査をしていただいて無事にハンコをもらいました。その後の理事会では毎年同じですけれども決算報告予算案審議を行いました。これを受けて10日からの護持会総会で提案をしていくことになります。ちなみにこの理事会に出席する理事と言うのは、正太寺護持会の理事であり、正太寺の理事ではありません。正太寺には理事はありません。ややこしいですが、お寺にまつわる組織を把握するには、重要なポイントです。

正太寺は宗教法人。正太寺護持会は、任意団体。全く別の組織なんですが、正太寺のお檀家さんがイコール正太寺護持会の会員となるため、なんだかややこしく思える訳です。

正太寺護持会は、会長こそ住職が勤めていますが、お檀家さんが主体となった会です。主な目的は正太寺をバックアップすること。そのために、長年にわたって積立金を積み立てています。この積立金は、正太寺の修繕に使います。もちろん、総会での承認を経てからです。こうすることで、例えば百万円を要する修繕が必要になったとしても、寄付を募らなくても対応することができるんです。普通のお寺では、急に百万円なんて用意できませんからね。

昨年度は、本堂の正面の軒天が剥がれてくるという事態になっていたため、その修繕と、書院の雨漏りが発生したので、その修繕を行いました。いずれも積立金から支出をさせていただき、無事に工事が完了。台風にもびくともしませんでした。雨漏りしないって、素敵です。お檀家さん方の日々のご協力のおかげです。本当にありがたい。

傷は浅いうちの方が、直す費用も少なく済みます。今回はなんだかんだ90万円かかってしまいましたが、これでも傷は浅い方です。深くなってからだといったいいくらかかるのか。想像するのも恐ろしい。今後も傷んだところを早く見つけるように、日々の注意力を高めないといけませんね。