書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記 20171011

1がいっぱい並んだ日です。安定の宗務所出勤です。

明日は宗務所役職員30名弱で国立駿河療養所へ赴いて、供養法要を執り行います。私はバスの責任者を任されましたので、その諸準備のための出勤です。最初に頼まれていた梅花主事さんが葬儀のためにバスに乗れなくなってしまったための緊急対応でして、バスに揺られながらサポートをしていれば良いだけの立場から、誰にもサポートしてもらえそうもない責任者の立場にころっと変わってしまいました。

人員的な面では書記さんが二人ついてくれますので、なんでもやってもらえますが、責任者へのサポートというのは、見ている景色が違うのであまり期待できません。もっと早く経験してもらっておくべきだったかな。一回で十分だから。

バスで出かける際は、複数台であれば各号車に責任者を置きます。基本的には主事がその任につき、責任者の判断で書記さんに車内での進行係を任せたり、自分でやったりと様々ですが、私は基本的には書記さんに進行係を任せるように努めてきました。次の宗務所でどんな立場になるか、解放されるか、全ては所長を務める方の考え次第になりますが、現状で二期目の書記さんが二人もいます。居残りになるとしたら、次は主事にという考えが働いてもおかしくありません。二期書記を務め、三期目となった主事が進行係をうまくこなせないとなると、その時の書記さんに対して示しがつきません。そんな恥はかかせられませんから、半ば強制的に任せるようにしています。

向き不向きは当然ありますが、向いていない性格であっても、場数を踏めば車内進行係ぐらい抜かりなくできるようになりますからね。

その上で、号車責任者も経験しておいてくれると、今回のような時に私のサポートをしてもらえたんです。責任者の仕事は多岐に渡ります。それを一度でも経験していれば、先回りして手伝うことができるようになります。せっかく縁あって宗務所に勤めているんですから、そうしたことも出来るようになってもらいたいなと、思うわけです。偉そうですけど、でも、貴重な機会だと思うのですよ。

自分のお寺が主催して檀家さんをご本山へお参りにお連れすることもあるでしょう。そうした時にしっかりと仕切りができると、檀家さんからの信もより厚くなるというものです。

そんなことを思いつつ、まあなんにしても今からでは手遅れなので、書記さんにどんな仕事を割りふろうかなとぼんやりと考えています。想像以上に準備に費やせる時間がなくて、夜中になって若干慌てていますけれど。日帰りですので荷物は少ないんですけれどね。