書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

あわただしく過ぎていく

実は昨日、観音懺法をお勤めする前に訃報がありまして、今日がお通夜です。準備は昨日のうちに終えましたが、娘のそろばんの検定があったり(私が何をするというわけでもないけど)、法事が二件あったり、色々慌ただしくしているうちにお通夜の時間になってしまいました。早い。

最近は、お通夜で再び緊張するようになっています。最初はお通夜にお勤め自体が緊張の連続でした。亡くなられた方と、生きている方との、最後の接点になるかもしれない場面です。緊張するなという方が無理な話。

その雰囲気にもだいぶ慣れ、平常心でお勤めができるようになってきたところで、自分で新たなチャレンジを加えました。曹洞宗では葬儀の際に授戒を行います。戒律を授け、僧侶とするのです。その儀式の説明をお通夜でするようにしました。

あまり長い話では、大事なお別れの時間を奪ってしまいますので、なるべく簡潔に。でも、儀式について知ることも大事なことです。どちらも疎かにならないような時間配分を常に意識していますが、お話ししたいことは次から次へと湧いてくるので困ってしまいます。

こうして一日が終わりました。昨日おせんぼうが終わって翌日はゆったり過ごす、なーんてことが出来ればいいのですが、そんなわけにはいきませんでし。明日からも忙しい日が続きます。頑張ります。