書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

高根城へ行ってきました

高根城NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」のロケ地として有名になってしまった高根城へ行ってきました。

ほぼ私が行きたかっただけなのですが、家族をうまく丸め込んで、連れて行きました。

この高根城は、大変珍しい復元がされています。山城なんです。山の起伏を利用して、守るに易く、攻めるに難い、まさに実戦向けの要塞という城。天守閣を持つようなお城はもっと時代が後の建物です。それ以前の、これぞ戦国時代という代物です。

とはいえ、当時の姿を復元していますので、もちろん木造。木造は手を入れなければ痛むのが早いです。住んでいれば細かなところまで手が入れられますが、現代のお城の場合はそう言うわけにはいきませんから、どんなに見回っても、痛みのスピードを止めるところまではいかないでしょう。

平成15年に復元されていますから、すでに14年が経過しています。いつまで綺麗な姿で見られるか分かりません。見るなら今!

と言うわけで、無理矢理行ってきました。

浜松市内だというのに、湖西からでも車で2時間です。駐車場がしっかりと整備されていて、トイレまであるのが素晴らしい。そこからだいたい15分ほど、急な上り坂と、急な階段を登り続けると、お城に到着です。

大河ドラマの映像を見ながら、ここがあのシーン、ここがあのシーンと振り返りつつ、子どもたちはなんだかんだほぼ毎週見ているので、見ていない私よりも気づくのが早い。結局、私よりも子どもたちの方が楽しんでいましたよ。連れてきて正解でした。

その後、エリアの外れの方にあるアスレチックまで10分ほど徒歩移動したのですが、残念ながら使用中止になっていました。こちらも木造ですので、痛みが激しく危険な状態のようでした。下の方にはロングスライダーもあるのですが、こちらも使用中止。

地元でガイドをされている方の話では、数日前には滑れたということなのですが。ゴールデンウィークで人が押し寄せる前に点検して、やはりダメ、と言うことになったのでしょうか。

実はこれを餌に子どもたちを連れ出してきたので、大変困ったことになりました。なんとかお茶を濁してその場を後にしましたが。大変申し訳なかった。

帰りは天竜の道の駅へ寄ったりしながら、ぷらぷらと帰ってきました。ゴールデンウィーク最終日、楽しい時間が過ごせましたよ。

子どものうち2名が体調が下降線なので、あんまり体を使わないような場所にしようと選んだのですが、山登りは気軽なものではなかったですし、内心明日からの学校へ元気に行けるか心配しています。でも、うちにいても、裏山を登りに行っちゃうのでどのみち一緒だったかもしれませんので、深く考えず、子どもたちの回復力に期待しようと思います。

高根城、行くのは大変ですが、いいとこでしたよ。熊蜂がやたら飛んでましたが、どこで調べても刺すことはまずないらしいので、そんなに怖がらなくて大丈夫なようです。正太寺の藤づるにもやたら飛んでますが、刺されたと言う話は聞きません。

(でも大きいし、羽音も大きいし、怖いですよね。)

先月行った槇尾山と比べれば、なんてことはありません。山門までの距離ぐらいです。槇尾山を登れた方は、楽勝だと思ってください。ただ、そろそろ暑い季節ですから、水分補給の用意は必要です。復元された城跡部分は日陰があまりありませんでした。

では、皆さん、良い城巡りを。