書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

防災寺子屋、開かれる

宗務所主催事業の一つ、防災寺子屋が開かれました。今回の会場は、都田町の龍洞院様。

初めて小学生を中心とした参加者での開催となりました。初回からずっと担当している青島寿宗くんは、準備にだいぶ苦労したようです。(さりげなく名前出し。アピールアピール。)

でも良い内容でした。主催者側の人間なので自画自賛になってしまいますが、でも良い内容でした。3時間に及ぶ長丁場なのに休憩が一回という状況の中、集中力が続くない子が当然出てくるものの、それでも最後までみんな真剣でした。子供達の気をそこまで引くことができたのですから、大成功だと言えるでしょう。

さて、ここで青島寿宗くんの紹介を。江之島町にある曹洞宗大昌寺の副住職です。先の東日本大震災の折には曹洞宗のボランティア団体を前身に持つ公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に潜り込んでスタッフとして気仙沼事務所に駐在。3年間にわたり復興支援活動に従事しました。

その経験を生かして地元第四宗務所管内で防災のための活動をするべく、宗務所青少年教化員となり、中でも防災担当として主に防災寺子屋の企画立案に携わり、また、SVAで培った人脈を活かして寺院が災害時に地域住民の助けとなれるよう、行動を続けています。

宗務所としても任命した責任もありますし、共感を持つからこそ任命しているということもあり、最大限バックアップしたいと思いつつも、折からの赤字財政のため、金銭的な支援はほとんどできていません。たまーに会議に出た時の交通費を出すぐらい。最低でも年に12回は会議に出てもらってるんですけどね。

彼の善意におんぶに抱っこで防災寺子屋は開催されています。静岡県第四宗務所管内(天竜川以西の静岡県)を順繰り回っていますので、お近くで開催される際には是非お越しください。申し込みは会場寺院で受け付けるのが通例です。お檀家さんだけではなく、地域住民どなたでも来ていただいて、地域とお寺と災害と、それらについてみんなで考えようという主旨ですので、きっとお役に立てると思います。

では寿宗くん、待遇改善は常々検討しているので、今後もよろしくお願いします。