書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

例年通りに進む二日

今日は法幢師様のところへお年始のご挨拶へ。浜松市内ですが、東名高速をつかって40分ほどで到着です。近い近い。

法戦式をさせていただいたのがもう21年前?かな?私が21歳の時でした。習儀(練習)のために短い期間に数度通ったことが、つい先日のことのように思えるのですが、もうずいぶん昔のこととなってしまったわけです。

開始時間を1時間間違えて慌てて向かったということもあったなぁ。あの時は焦った。今なら「ちょっと遅くなりまーす」と電話して悠々と出かけるだろうに。もっとも、あの時はほぼ私のためだけに大勢の随喜の皆さんが集まってくださっていたわけで、私を待つ時間はそのまま、無駄な時間になってしまいかねない状況のように思えていましたから、焦るのは当たり前でしょうか。

ここ数年は、子どもたちも連れてご挨拶に伺っています。毎年快く迎えてくださり、子どもたちのことも可愛がってくださります。本当にありがたい。管内の行事でお会いした際にも親しくさせていただいて、素晴らしい師匠を持てて幸せです。

曹洞宗の僧侶には3種類の師匠がいます。時系列順に、得度をするときの師匠、法戦式をするときの師匠、最終的に仏法を受け継ぐ師匠。法幢師は2番目に登場する師匠です)

その後、妻の実家の菩提寺にお参りに行き、そのまま妻の実家へ。ここで数時間を過ごしたあと、夕食を何処かで食べて帰宅というのがいつもの流れです。

今年もその流れをそのままトレースして、いつも通りの、それでいて、いや、それでこそ幸せないつも通りの1月2日を過ごしました。

明日はいよいよ三が日最終日。朝課でこんなに緊張するのはお正月だけです。逃げ出したい気持ちもありますが、たっぷり緊張して、濃密な時間を過ごそうと思います。