書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

純粋にカメラマン

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久しぶりです。純粋にカメラマンとして過ごす晋山結制。

今回の方丈様は、晋山式はむかーしお勤めしてます。今回のメインは結制上堂。開創400年という節目でもあります。

晋山式は省くという議論は当然あったとは思うのですが、結制上堂を修行するにあたって、イメージ的に晋山式の後に、というのがしっくりきますし、多分司会者も説明がしやすい。実際のところの理由はわかりませんが、今回は仮晋山式という形で、略式にお勤めされました。

そのほかは何もイレギュラーなところはありません。頭に入っている通りの流れで式は進行していきます。二週間前にお勤めされたお寺よりは建物自体が小さいので、当然撮影ポジションも制限されます。というかですね、あれほど広い建物はそうそうありません。今日のお寺の規模が、普通です。それでも正太寺よりは広いんですよ。

ポジショニングには苦労しましたが、撮影自体は順調でした。宗務庁にちゃんとやりましたよと申請するための写真もバッチリ、のはず。これはあとからPCのモニターで見直さないとわかりませんが、L版に印刷する程度であれば問題ないと思います。

あとは、フラッシュを使わない写真というものの評判がきになるところ。

まだ先日撮影の分は納めていません。そんな調子ですから今日の分もいつ納品できるかわかりません。そして評判がどうであるか。率直な感想を聞かせてもらいたいものですが、そこはやはりなかなかストレートに言ってもらえなさそうな気がします。

高感度に強いカメラではありますが、限度はあります。拡大すればノイズが見えます。L版程度であれば問題ないと思いますが、2Lだともしかしたらこれだと見えてしまうかもしれません。ちょっと心配。

でもフラッシュを焚いていないので、パッと見はとてもナチュナルなのです。個人的には大変好み。逆光になる場合はフラッシュを炊かざるを得ませんけどね。今日は本堂正面から入る光が結構強かったです。

予定通り、お昼過ぎに終わり、祝膳となりました。そちらの模様も数枚写真に収めて、お仕事終了。私も食事を楽しませていただきました。

参列者の都合もあり、少し早いタイミングで中締めとなりました。公民館での祝膳ですので、時間制限はありません。中締めに拘らず、ゆっくりとお楽しみくださいというご配慮でしたが、この時間に帰れば、あるイベントに間に合うという誘惑に、勝てませんでした。

娘たちのピアノ発表会。ソロと連弾と、それぞれ2回の出番があります。連弾には間に合いませんが、ソロには間に合うかも。

上座の方々がまだ残っていらしたので、若手の私が先に帰るの失礼なのですが、方丈様に相談すると、そりゃ行ってあげなきゃと。実は方丈様御一家、音楽一家なのです。昨年結婚された、副住職でもあるご子息の奥様までも。そんなわけで、ピアノの発表会というイベントには大変な理解を示してくださいました。

これなら後で問題になってもフォローしてもらえそうという安心感の元、一路会場を目指し、無事にソロ演奏を見ることができました。

今年2回目の参加となる次女は、途中で分からなくなったようで演奏が止まってしまいましたが、そこから何とか持ち直して最後まで弾ききりました。すごく動揺したはずですが、それでもテンポが速くなってしまうこともなく、あれはやはり、練習の賜物でしょうね。

初参加の長女は、常に曲を聞いてきた親と先生にしか分からない程度のミスはありましたが、普段に近い演奏を披露してくれました。大した度胸です。誰に似たんだろう。

来年は長男も出ると言ってます。本当かな。

毎日いい日ではありますが、今日は特別にいい日でした。お祝いの場に参列させていただいて、ピアノの発表会も見ることができて。こんなにいい日はそうそうありません。幸せです。