書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

いろいろと仕事が進む中で、過去の行事に関する書類を、デジタル化することになりました。十数年前のものが、ちゃんとファイルに閉じて保管されているんです。将来的にも閲覧することはほぼないと思える書類ですが、そのまま捨てるには忍びないため、デジタル化することに。

経年変化のせいなのか、そもそもの紙の質の問題なのか、コピー機やScanSnapの紙送り機能がまともに動作せず、何度やっても数枚の紙をまとめて咥えこんでしまうというトラブルに見舞われましたが、運用でなんとか回避。つまり手動で一枚ずつ紙を投入するんです。

コピー機のスキャナ機能を使うと、紙送りが超高速なため、それでもなんとか実用になります。

15時過ぎからとりあえずファイルを一つスキャナに通しましたが、全部で130ページほどありました。上に書いたようなトラブルを回避しながらのため思ったよりも時間がかかり、40分ほどを費やしました。

でも回避方法が定まったので、次はもっと早く処理できるはずです。

この手法を書記さんたちにも伝えて、効率よくスキャナに通してもらえば、そう時間がかからずに当面の目標とした紙の束のデジタル化が完了しそうです。

今回はとりあえず梅花主事さん管轄の書類を処理します。教化主事さん管轄の書類も、そろそろ10年が経つ書類が書棚に入っていますので、いずれ手をつけたいですね。新しい書類はどんどん増えますから。

理想は紙媒体に出力せずに仕事が回れば、紙代のみならずトナーやインク代も節約できて庶務主事的にハッピーなのですが、職員会議一つ取っても印刷せずに開くのはかなり大変です。全員がタブレットを所持していればまだ望みはありますが、でも10インチの画面ではまだ手狭なのですよね。12インチあればかなり見やすいですが、機種も選択肢が少なく、高価です。このために買ってくださいとも言えませんし、宗務所で買うわけにもいきません。費用的に。

プロジェクターで毎回映し出すというのも考えましたが、メモをして手元に残すとなると、紙が一番手っ取り早くて確実なんですよね。なかなか難しいです。

また、今回デジタル化を始めた書類の保管先にも課題があります。とりあえず宗務所内のNASに保存しました。定期的にバックアップも取られるようになっていますが、火事にでもなれば救う手立てはありません。火事でなくとも、バックアップとともに物理的に破損する可能性もゼロには出来ませんし、いずれにせよ、バックアップが一つだけでは心もとない。

クラウドストレージに保管すればこれらの課題はクリアできますが、流出する可能性は無視できません。宗務所に泥棒が入るよりもはるかに可能性は少ないのですが、理解をしてもらうのは今のところとても大変なことです。

飛行機と自動車、どちらが安全かというような話ですね。

などと日記を書きながら考えていたら寝落ちしまてしまいました。今夜はここで限界のようです。