書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

当番日です。予算所会に備えて出勤日数が増えていましたので、そろそろ(経費的にも)日数を抑えたいところですが、当番日ですから仕方ありません。来週からは減らそうかな。

明日、防災寺子屋を開きます。浜松市中区のお寺を会場にお借りして、お檀家さんや教区のお寺さんに声をかけて、お寺の機能をどう活かすかという視点を得るための寺子屋です。

担当してくれているのは、東日本大震災の時にはSVA(シャンティ国際ボランティア会。前身は曹洞宗ボランティア会)の中に入って、気仙沼事務所で2年間活動してきた実績を持つ青年僧侶。

宗務所主催事業なのに、彼につけることのできた肩書きは、青少年教化員というものだけ。報酬も出ていません。交通費すら出ていません。完全に、彼の想いに甘えている状況です。

もちろんこれではいけないと、所長とも話し合ってはいるのですが、いかんせん予算が処置できない。赤字予算の中で新たな支出は厳しいのです。経費がまともな形で出てきてしまうと、お金かかるなら事業自体をやらなくていいんじゃないという声が出かねません。お寺さんの集合体ですから、そんな声が出ないことを信じていますが…

今はせいぜい、職員懇親会に同席してもらう程度です。その際にはもちろん彼から参加費はもらいませんよ。

そんな状況もあり、事業自体の立ち位置がふわっとした感じになっているのですが、私としてはもう少しカチッとしたものに昇華したいと思っています。

前期宗務所から通算して、3回目となる今回の防災寺子屋。相変わらず参加者少なめの中で行うのですが、意義深い事業です。宗務所の各種事業の中では、やらされている感の無い貴重な事業でもあります。担当者とともに、いい形に作り上げたいと思います。