書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記。カメラ届いたよ

息子が夜中に吐いて、2時間+2時間ぐらいしか寝ずに迎えた朝(そもそも寝るのが遅い)。

2時間睡眠で法事に臨んだりしている最近では、よく寝れたほうですよ!(そのうち倒れる)

今秋、晋山結制を修行されるお寺さんで、当日の写真係を務めることになり、しばらく前から、使用するカメラについて悩んでいました。

自前の一眼レフはさすがに性能がコンパクトデジタルカメラにも劣るようになり、勝っているのは外部フラッシュを接続できる点ぐらいになってしまいました。

外部フラッシュは天井に反射させたりして光の量を調整すれば、いい具合な写真を量産できるのですが、この一瞬を逃さず撮りたいという際には失敗も付きまといます。

素人には扱いが難しいんです。

そこで最近は新しいカメラを物色していました。求めるのは、高感度に強いカメラ。法要のメインステージとなる本堂内は、意外に暗いんです。フラッシュを使うか、感度を上げるか、どちらかしか手はありません。

普通、感度を上げると写真にノイズが乗ります。ザラザラとしてしまって、ひどいと肌色が黒ずんで、見られたものじゃなくなります。

そこで大抵はフラッシュを使って撮るんですが、もし感度を上げてもノイズが乗らないカメラがあれば、フラッシュの当たり具合に左右されない写真が撮れることになります。

そして今は、そういうカメラがあるんです。ソニーのα7s。お値段20万円オーバー!

無理無理。確かに、かなり感度を上げても使い物になる写真が撮れるようですけれど、でも無理。

そしてつい最近見つけたので、富士フィルムのX-T10というカメラ。見た目は昔のカメラっぽくて、男心をくすぐります。こちらはレンズキットで10万円を切るぐらいで売られていまして、手が届く範囲です。高いですけどね、カメラですからこれぐらいはしちゃいます。

α7sほどは高感度に強いとうたっていませんし、事実そこまで強いわけではないですが、インターネットに散らばるX-T10で撮られた写真をたくさん調べたところ、ISO3200までならL版写真ならば何ら問題ないレベル、6400まで上げても十分に見れるものになるということが分かりました。

残念ながら、本堂内で法要を撮影するという普通は縁のないシチュエーションで撮られた写真は見つけられませんでしたが、使い物になりそうな感触を得て、月曜の深夜に注文しました。

深夜だから注文しちゃった的な面もありますが。

それが今日、届きました。店頭で実物を確認したかったのですが、店頭ではISO3200が必要な暗さは再現できそうもないですし、本番を想定した環境で写真を撮れる機会というのが来週の土曜日にあり、しかもその先、本番まで機会が無さそうというわけで、このタイミングでちょっとあわて気味で購入したのでした。

早速実際に使ってみたいのですが、SDカードがありません。新たに買う余裕はなかったので、他のカメラに入っているSDカードを流用するんですけれど、その中にはパソコンに取り込んだかいまいちはっきりしない写真がたくさんあり、その確認で今夜は時間が過ぎてしまいました。

ずいぶん時間がかかったものの、やはり取り込んでない写真やビデオがいくつもありました。危ない。

これで安心して、X-T10に入れてフォーマットできます。使うカメラでフォーマットするのが、一番トラブルを避けられる感じなのですよ。

慣れるために、しばらく使い込んでみなくてはなりません。さすがに操作するスイッチやダイヤルが多いです。仕事で使うカメラです。プロカメラマンにはなれないにしても、しっかり使いこなさなくてはね。