書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

久しぶりの宗務所です。そこそこ仕事は溜まっていましたが、オールクリア。源泉徴収票も作成し、配布も始めました。まずは職員から。税務署や浜松市湖西市の税務担当課への報告も郵送しましたので、税金周りはこれで綺麗に片付いたんじゃないかな。12月のうちに用意をしておいた成果です。

あとは自分の確定申告だなぁ。

e-Taxで電子申告してますので、公的個人認証サービスの利用が必要です。今までは住基カード電子証明書を入れて使っきましたが、電子証明書の有効期限が今月16日で切れるんです。

そのことに気づいたのが12月中旬過ぎでして、慌てて代替手段となる個人番号カードの交付申請をしました。これが確定申告期限である3月15日までに届いてくれれば問題ないのですが、間に合わなかったらどうしようと心配しているところです。

どうしようもこうしようも、印刷して郵送するしかないのですが、今更昔のやり方に戻るのは面倒くさいなぁ、と。紙もインクも使うし。

ちなみに、住基カード電子証明書を入れるのには手数料(確か500円)が必要でしたが、個人番号カードの場合は無料です。有効期限は電子証明書格納後5回目の誕生日まで、だそうですよ

個人番号制度については賛否両論渦巻いておりまして、受け取り拒否とか返送したとか色々目にしますが、仕事をして給料をもらっている方なら、事業所に個人番号を届け出ないと事業所側が困ってしまいますし(税務周りで絶対必要)、自営の方でも確定申告の際に必要になってきます。

一番顕著に影響が出るのは来年の今の時期でしょうね。個人番号の入っていない書類を、お役所が受け取るか突き返すか、初年度からそこまで厳しくやるのかどうか、実際にその時になってみないと分かりませんが、要するに国が本気で動いた仕事です。個人レベルで反対しようと思っても、その行動は否応なく勤め先も巻き込んでしまいます。

反対するのであれば、法案が議会を通過するまでにしなくてはならなかった話です。そして一旦通過したならば、それには従わなくてはなりません。当初から反対していたからといって、従わなくて良いということではありません。民主主義というのは、そういうものです。それをひっくり返すには、自分が議員になって法律を廃止するべく頑張るか、あるいは武力をもって民主主義を否定するか、いずれにせよ簡単な話ではありません。

というように、反対を貫き通すのはなかなか大変なことですので、そこはあまり考えないようにして、メリットのある部分を最大限活用していこうと考えています。

そもそも毎日の日記を恥ずかしげもなく公開している身ですので、自分のプライベートが集約されたとしても、それほど恐れる部分もないかな、と。盗まれる資産もないし。今の制度のうちは。これから色々拡張されていくと、心配になる部分も増えていくことでしょう。慎重に進めてもらいたいとは強く思います。

というわけで、今のところ私にとってのメリットは公的個人認証がタダで使えるというぐらいしかありませんが、e-Tax使うには他に方法がないので、早く届いて欲しいと願うばかりです。

ちなみに、法人や任意団体の電子申告も、代表者の公的個人認証があれば出来るみたいですね。法人の規模が大きくなると事情が違ってくるでしょうが、宗教法人宗務所の場合は、それでいけそうです。正太寺も来年あたりは電子申告に切り替えたいと思っております。