書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

新盆施餓鬼会、終わる。初導師、法衣燃える。

正太寺の新盆施餓鬼会、無事に終わりました。午前中、外掃除をしている師匠を見て見ぬふりをして、何度も導師の練習をしました。実際にその場にたって体を動かしてみると、いつも側で見ていたはずの動きなのに、正確なことが分かりません。

幸いにも正太寺にはここ数年Ustream配信をした映像データがありますので、師匠の言葉だけではなく、実際の動きも確認することが出来ます。配信していて良かった!

その配信が、昨日セッティングした際のテストではうまく動いていたのに、今日はなかなか手強かったです。配信が開始されたと思うと、急に切断されてしまって、原因が分かりませんでした。

時間的にもうこれ以上は無理という段階で、なんとか配信に成功。でも、音声の入力レベルなどのテストが出来ず、録画されたものを確認したら、マイクの入力レベルがやはり低くてよくありません。昨年はうまく出来たのですが、一年の間に設定項目が少し変わっていて、昨年の数値が活かせませんでした。設定画面、オンラインでインターネット越しに表示されます。気がついたらアップデートされてたみたいなんです…

今日はテストだけで公開配信ではないので良いのですが、15日の山門大施餓鬼会配信本番までに、設定を煮詰めたいと思います。

そして肝心の導師ですが、やはり練習をしておいて良かったです。開式5分前になったら妙に緊張してきて、頭の中が白くなりました。考えながら体を動かすという場合ではなくなり、体が覚えてる動きを信じて動かしている有様でした。

練習してなかったら、ちょっと厳しかったと思いますよ。

そしてこれはもう思い出に残すしかないのですが、法衣が燃えました。線香を立てる際にお焼香用の炭に袖が当たってしまい、大きな穴が空いてしまいました。

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私は全然気がついてなかったのですが、隣寺の御住職に消してもらいましたよ(写真の、いかにも駆けつけてる風の和尚さん)。いやー、どうしましょ。高いんですよ。買えませんよ。毎年お施餓鬼に着る法衣です。つまり毎年穴あきです。

当分は穴あきで勤めるしかありません。だって代わりを買えませんもの。自分のミスですし。もっとも、着ている本人は気になりますが、参列の方にはほとんど分からないと思います。直径4cmほどの大穴ですが、法衣の袖は3重に重なってもこもこしてます。穴が空いてても、ばっと見は影やしわに見えますもの。大体、お施餓鬼会に参列して導師の法衣の袖、まじまじと見ますか?見ませんよねぇ。

そう割り切って、15日の山門大施餓鬼会も、この法衣で登場します!