書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

やりにくい一日を覚悟していたら、もっとしんどい現実がやってきた

昨日想像力を膨らませていた、やりにくい日がやってきたのですが、そんな事はどうでも良くなるくらいにしんどい出来事が発生し、この日記も後日書くという状況に追い込まれました。

朝食後しばらくして、お腹の調子が少し悪くなりました。元気では無いぐらいの感覚でしたが、冷静に思い返すと、下り階段はあの時確実に始まっていました。

トイレに行っても特に何事も無く、ただでも、なんとなくお腹から気力が抜け出ていくような感覚。分かりますか?

葬儀の前にお役僧がありまして、そちらはまだ控え室でも元気でいられるぐらいの体調でこなしました。

すぐに会場を移動して、葬儀。師匠がすぐ横に居るという緊張感の中、集中して勤めることが出来ました。

さらに会場を移して、火葬場にて。見送りを終え、一人お寺に戻ろうとしたとき、空腹感を覚えました。時間は12時半過ぎ。タイミングとしてはおかしくありません。でも、お腹の調子が悪くてなんだか気だるい体調なのに、空腹感?私にとっては違和感でした。

お昼ご飯は抜いても良いかなと思ったのです。でも、空腹のまま初七日法要に臨めば、途中で苦しくなることは目に見えています。意を決して、葬儀でいただいた助六の中から2つ、お腹に入れました。

気だるさはずっと続いていたので、ベッドに倒れ込んで仮眠を取ります。直に火葬場の師匠から、収骨が始まるとの連絡がありました。急いで支度を整えて、葬儀ホールへ戻ります。初七日法要を始めるのです。

法要は終わり、恒例の法話タイム。その終了2分ほど前から、急に脂汗が出てきて、お腹は芯から熱くなりました。立っているのが辛いほどに、何かが押し寄せてきました。

それでもなんとか話し終え、控え室へ向かうのですが、その本の10数メートルの間に吐き気が襲ってきて・・・

控え室で衣を脱ぎ捨てるように外し、便器を抱え込みました。この時ほど、トイレのある控え室で良かったと思ったことはありません。

と・こ・ろ・が。

なーんにも出ないのです。なーんにも。

しばらく便器を抱えていたものの、汗以外は何も出ないので、改良会に着替え、精進落としはご無礼してお寺に戻りました。

着替えてすぐにベッドで横になりました。それ以外、何も出来無かったんです。ベッドまで行けただけでも自分を褒めたかった。

ここから翌朝まで、おしっこしたいと思ったもののトイレも行かず、上からも下からも出そうになるのに何も出ず。18時間ほど苦しみました。

夜も目が覚めるとウンウン唸るしか手立ては無かったのです。いっそ何か出てくれればまだ楽だと思うほど。

末っ子長男まで登園した頃、何とか起き出せるほどになりました。この続きは明日の日記として書きましょう。