書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

卒園式。子どものことどころじゃなく緊張していた

卒園する次女には申し訳ないのですが、次女以上に緊張して今日の日を迎えました。

出来れば逃げ出したい用件の続く三月後半戦のスタートは、次女の卒園式から。

入園式の経験から、来賓席の様子は分かっています。しかし、来賓として祝辞をいただく方々がどんなお話をされるのかは想像がつきません。

今日は、校長先生お二方に祝辞をいただきました。ですので、自然と、新入生を迎える側としての祝辞でした。

よしよし、私のあいさつとはかぶっていない。

でも、私の出番までは長かったです。卒園児入場したのち、開式の挨拶、国歌斉唱と続きます。そして、卒園証書の授与。ここが長い。一人一人、保護者と共に登壇し、卒園児は園長先生から卒園証書を、保護者は担任の先生から三年分の思い出の詰まった卒園アルバムと、三年間の思い出語りをもらいます。

全部で60余名。あっというまに予定時間を超過していきました。

9時半開式で11時終了予定だったのが、11時半頃までかかったのです。挨拶のタイミングを待つ来賓お二方と、さらにその後に控える私の心情と行ったら。

授与の後、三カ年皆勤賞、一カ年皆勤賞・精勤賞の授与、そして園長先生のお話、来賓祝辞。

卒園証書授与の段階で子どもたちは集中力を欠き始めていたので心配しましたが、園長先生の挨拶が始まると再び緊張感を取り戻し、いよいよやってきた私の出番中も、みんな真剣に聞いてくれました。

聞いてもらえていると思うと、どんどん気が入ります。そしてちょっと泣きかけました。

その後の謝辞ではPTA副会長さんが泣けてしまって話し始められず、どうなることかと心配をしましたが、話し始めたら一気に最後まで、引き込まれる文章でした。

たしかお子さん4人だったかな?その最後の子の卒園ですから、全員分の思い出が脳裏をよぎりながらの謝辞だったんだと思います。

ここはしっかり泣かされました。ありがとうございました。

卒園式が無事に終わり、副会長さんを筆頭に、年長さんのPTA役員さんで準備をしてきた謝恩会が始まりました。12時開始の所が、なんだかんだで12時40分頃の開始となりましたが、先生を各テーブルに迎えての歓談タイムは大変賑やかでしたし、先生の子どもの頃の写真を元に、誰の写真かを当てるクイズも盛り上がりました。

そして先生達へのプレゼントは、アルバムです。先生が作ってくださる卒園アルバムは、子どもたち一人一人に合わせて写真やコメントのつけられたオリジナルアルバムです。世界にひとつだけしかない物。

それと同じとまでは行かないものの、今年1年、役員さん達が先生に悟られないように、活躍する先生方の写真を収集し、先生一人一人に合わせたアルバムを作りました。

先生達、すっごい喜んでくれました。司会の私の話が全然耳に入らないぐらい、受け取ったアルバムを開くと見入っていました。

どんなアルバムになったのか、私は見ていません。見たかったなぁ。

最後の片付けは、役員さん以外の保護者の皆さんにも少しずつ手伝っていただいて、あっという間に片付きました。さっきまで盛り上がっていた会場がいつもの幼稚園ホールに戻ってしまって寂しさもひとしおでしたが、卒園式でのあいさつと、謝恩会の司会という重要な役割を無事に果たし終えてホッとする気持ちも大きかったです。

末っ子の長男の卒園式は、一保護者として参列できるはずなので、こんな緊張感を幼稚園で味わうのも、今回が最後でしょう。子どもの卒園をお祝いしなくてはならないのに、自分のことで精一杯の一日になってしまったことが、とても申し訳ないです。

ところで、昨日気合いを入れていた写真。来賓席から何枚か取りましたが、結果は芳しくありませんでした。やはり屋内での撮影は難しい。