書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

晋山式、当日

三ヶ日町のお寺さん、晋山結制当日を迎えました。7時にお寺に到着すると、新住職さんはすでにお寺を出て、お寺へ向かう行列の出発点となる安下所(たいていは総代さんのお宅になります)へ移動していました。

意外なことでは無くて、どこの晋山式でもだいたいこんな具合に、多くの随喜寺院の到着時には新住職は不在にしています。ですので、事前の打ち合わせがもの凄く大切なのです。

8時に新住職がお寺の山門に到着する予定でしたので、その一時間前が知庫寮(兼受付)の集合時間となっていました。

私が着いた頃にはすでに何名かの方が受付を済まされていまして、可漏が溜まり始めていました。

そこはそれとしてちょっと置いておいて、ともかく昨日分のお金と今日分のお金を分けて管理した方がやり安いと思いましたので、その仕分けを行いました。

知庫寮員は3名いるのですが、一番年長の頼もしい校長先生が、記録係としてカメラをもって走り回ることになってしまい、実質2名で激務をこなすこととなりました。

飲み物を飲む暇が無いんです。コップに入っていれば飲めますが、コップに入れる時間が無いんです。

途中で気付いてくれた方がいて、コーヒーをいっぱいいただきました。おいしかったなぁ。

そのうちに、本堂前で振る舞っているお団子なども回ってくるようになり、少しずつ気持ちにも余裕が出てきました。

お金が合わない時間帯もあったのですが、最終的には今日はぴったりと合いまして、気持ちよく仕事を終えられました。

お昼頃に儀式が終わり、お祝いの席へと移るのですが、お寺の周囲に大勢入れるレストランが無いので、お寺の本堂で祝宴となりました。移動が無いというのは楽チンですね。若手の僧侶は配膳などの仕事が増えて大変そうでしたけれど。

祝宴の最中は、私の席の周りは話しやすい年代が集まっていまして、リラックスして過ごすことが出来ました。今日のこと、それ以外の事、色んな話が出来て楽しかったです。

次にこういう機会があるとしたら、どこのお寺でしょうかねぇ。今のところ話を聞きません。お祝いの儀式は楽しいですからね、お手伝いの声をかけていただきたいものです。