娘が帰宅すると、水筒に紐が付いていません。どうしたのか聞くと、気がついたら無かった、と。
水筒を落とした衝撃で、中身がこぼれだしたと言うので、紐も濡れたのかな?それで紐を外して、水筒を両手で持って、帰ってきたようです。
途中、早々と帰宅して友達のうちへ遊びに行くクラスメートと出会ったときに、紐が無いことに気がついたらしく。ということは、学校からそこまでの間に、紐は落ちているはず。
妻は夕食の支度をしていましたので、娘に宿題を片付けるように告げて、私が探索に出かけました。
昨日の夜から膝がとても痛いため、自転車が使えません。車でゆっくりと走ります。うちから学校まで行く間には見つけられませんでした。今度は、来た道を戻ります。だいぶ目も疲れてきましたが(何しろ後ろから来る車の邪魔にならないようにしなくてはならないし、どこかに落ちている紐を探さなくてはならないし)、娘のためです。がんばります。
半分ほど折り返してきたところで、道路脇にある建物のフェンスに、ピンク色の物体が引っかかっているのを見つけました。
あれだ!
娘の水筒の紐は、ピンク。女の子らしいでしょ?似合うんですよ。
その紐は、フェンスの編み目に、緩く縛られていました。きっと誰かが拾い上げてくれて、目立つように縛っておいてくれたのでしょう。感激です。
すぐに帰って、娘に報告。嬉しそうにしていました。
しかし、娘も悩んだでしょうね。紐が無いと分かったときに、引き返して探すべきか、そのまま帰って報告するべきか。私ならどうしたでしょうか。小学二年生。まだまだ物事を判断する力の無い頃です。今日は、まっすぐ帰って正解でした。主に親の反応的に。
こういう瞬間を、いくつも乗り越えて、成長していくんですよね。