書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

小遣い帳への新たなる挑戦

家計簿は付けています。ばっちり付けています。妻が。


元々は独身時代から私が付け続けていたデータ。それを結婚後も拡張して使い続けていて、今現在も家計の管理に役立っています。一目で総資産が把握出来て将来の事を考えると愕然とすること請け合い。


旅行なんて行かずに貯金しなきゃと思う反面、今行かないと家族で旅行する機会は未来永劫失われてしまう、という思いもあります。私は父と旅行した記憶がありません。檀信徒研修会で一緒に行くことはありますが、それは違うでしょう。


この先もおそらく、父と共に旅行に行くことはないでしょう。住職と副住職が共に留守をするのは、仕事以外の理由では存在してはなりません。切ないですが、これがこの道の宿命。そもそも原則は出家ですからね。一緒に居られることの方がおかしいのです。


でも、自分の子どもに対してはやはり、甘さが出ます。少しでも父親と共に過ごした時間を、特に、私の持っていない旅行の記憶というのを、手にしてもらいたい。そんな気持ちで、家計的には無理をして、旅行の計画を立てているのです。もちろん、楽しいからなんですけれど。


まあとにかく、家計簿はばっちりです。でも、小遣い帳はありません。何度か取り組んだものの、うまいこといきません。独身時代の家計簿のように付け続ければ良いと思いつつ、なぜかそれが再現出来ません。


そこで今日から、違う試みを始めました。iPhoneの家計簿アプリを使って、簡単に記録を付けることにしました。アプリは何でも構いませんが、なるべく入力が簡単なものを探しました。今までいくつか無料有料問わずにダウンロードしていますから、その中から選ぶだけです。


考え方はシンプルです。目的は使いすぎないことですから、それが達成出来れば良いのです。


月の収入は、月頭に小遣いの金額を入力します。私の場合は、小遣いからさらにクレジットカードの年会費積立用と、来月分からは次の旅行に向けての積立も差っ引くことにしました。今月はもう、引く元が無い。


つまり、使って良い分だけを収入として計上します。そして、お金を使ったら、それが現金であれ、クレジットカードであれ、構わずに現金扱いで入力していきます。


途中で収入が発生することはありませんから、基本的には支出の記録となります。そして、月の収支を見る事で、今月あといくら使えるかが分かるわけです。たいていの家計簿アプリには、月の収支をすぐに見れるようになっていますから、手間はありません。


月末に帳簿上にお金が残っていたら、無くなるように支出して、残高をゼロにしてしまいます。実際には現金・カードが入り乱れていますから、手持ちの現金と一致することの無い数字です。ゼロクリアがふさわしい。


財布に残っている現金は、口座に入れて貯金に回すも良し、机の引き出しに入れて万一の予備のお金として蓄えるも良し。財布に入れっぱなしであっても、アプリを見る事でその月に使って良い金額は確認出来るわけですから、問題は有りません。


時には収支が赤字になることもあるでしょう。小遣いの範囲内で毎月うまくやりくり出来れば、小遣い帳なんてつけなくても自然にお金は貯まっていきます。今までの貯金を崩して支出に当てることもあるでしょう。


そんな月は、月末に適当な収入をでっち上げて、差引がゼロになるように調整します。次の月には引きずらない。たぶんこれ、大事。


最初にも書きましたが、目的は「使いすぎないこと」。今月、いくら使っているかが分かることが重要なのです。それを抑止力として、支出抑えるのです。きっとこれで、今よりはお金が残るようになるはず・・・


こうした考えの小遣い帳アプリがあれば素晴らしいのですが、今のところ無さそうです。見つけたらご紹介しますよ。