書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

気持ちの良い晴天の元、宗務所へ。宗務所へ入ってしまえば、外の景色はほとんど見なくなります。残念この上ない。


寺籍簿スキャニングがほぼ終了して、仕事の内容は通常業務へ移行しました。目の前の仕事にひたすら追われていた昨年と違い、先の行事を見通すことが出来るようになってきたので、だいぶ余裕を持って仕事が出来ます。


自分でそう思っているだけかも知れませんが。


所長さんが出勤されたので、それとなく寺籍簿スキャンの成果を伝え、今後の寺籍簿の扱いについてさらりと説明しました。すなわち、寺籍簿を納めている棚を廃止して、教区毎に段ボール箱に詰め、参照する際はすべてスキャンしたデータを利用するという、最終目標についての説明です。


一応、その流れでOKという返事をもらえました。まだ詳細にプレゼンをしていないので、電子化した寺籍簿の運用がお眼鏡に適うかはもう少し運用実績を積み重ねてから見て頂こうと思いますが、方向性を説明する機会がうまい具合に訪れたのは幸運でした。


まずは書記さんに、紙の寺籍簿を参照せずに仕事をする形を継続してもらい、主事さん方にも理解を得て、それから所長さんに最終プレゼンの流れを考えています。


気は急くのですが、どこかに課題点が転がっていないか注意深く観察して、より良い形を目指そうと思います。寺籍簿の棚を無くしたら、次期の宗務所にまで影響する仕事の形の変更となります。責任重大なのです。今よりも不便になっては元も子もありませんから。