書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

新盆施餓鬼会

毎年8月第一日曜日は正太寺の新盆施餓鬼絵の日です。例外は、1日が日曜日だったときだけ。その時は8日になります。


今年の新盆は、平年よりも少し多めでした。お若くして亡くなられた方も何人か。もちろん皆さん、私の知っている方。その都度その都度悲しい思いをして参りましたが、今日、こうして改めて法要を勤めると、悲しみを思い出してしまいます。


かえって施主家の方々の方が気持ちの区切りが付いているのかも。時の流れに従って、悲しみが癒えていくようにお説教なり普段の会話なりで後押しをする側の私が、実は全然整理が付いていなかったりして。情けない限りです。


一度に施主家の方々全員が入りきれないため、2部に分けてお勤めしました。13時からと14時から。もう少し本堂が大きければ、一度でお勤めできて、また参列者も多く出来ますから、盛大に出来るんですけれどね。


こじんまりとしていた方が正太寺らしいですか?


現在の本堂は、昭和三十年代後半の建築です。当時のお檀家さんのお力で、この境内には最大限の広さで本堂を建てていただきました。宇津山に構える以上、これ以上の広さは臨めない、という広さです。


お檀家さんが大勢集まるときなど、せまいと感じるときもあるますけれど、それ以上に、お檀家さんの強い支えで建てられた本堂であるという誇りも感じています。


出来るだけ長く使っていけるように、大切にお守りしていこうと思います。でも時には、やはり狭いと感じたり、広い本堂を持つお寺をうらやましくも思ったりもしますけれどね。ただ、広いと掃除も大変ですから・・・、実のところ今の大きさはとてもちょうど良いのです。


お施餓鬼の時だけ、ちょびっとだけ広くなったら、良いんですけどね。