書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

台風襲来

台風4号が日本にやってきました。最近よく湖西市近辺に直撃することが多いのですが、今回も豊橋市に上陸。隣である湖西市も、直撃と言って良いでしょう。


正太寺は北に宇津山を背負い、東西もまたそのふところに囲まれているため、南風しかあたりません。普段の風雨であれば、さほど風の影響を受けない立地にあります。


しかし、台風は南風が吹きます。とっても吹きます。風光明媚な正太寺。浜名湖を一望出来るこの立地が、台風の時ばかりは仇となります。


庫裏の南に面した窓の大半は、雨戸なりシャッターなりで厳重に守られているのですが、ルーパータイプの窓が2カ所付いていて、そこには雨戸が無いのです。4枚のガラス板が組み合わさっていて、ゴムパッキンで隙間をふさぐ構造。通常ならばそれで良いのですが、台風の風雨にさらされると、影響が出始めます。


ゴムが新しいうちは問題なかったのかも知れません。最近になって台風直撃が増え、ゴムの部分が染みっているなと気になってはいたのですが。


今夜、台風が近づくにつれ、どんどんと水が入り込んでくるようになりました。タオルを敷き詰めて侵入を防ぐのですが、15分に1度はタオルを絞っていても、タオルを持ち上げただけで水が落ちるほどに、大量の水が浸入してきていました。


水が入り出してから1時間半ほどで雨は収まりましたが、その間頻繁に10枚ほどのタオルを絞っていたので、雨が止むと力が抜けて疲れが出そうになりました。


お寺の建物の方も、幾分被害が。本堂正面は頑丈なシャッターが下りていたのですが、建物の壁からよく分からないルートで浸水。鉄筋コンクリート製なので、どこかに道が出来てしまっているようです。


また、入り口の上にもコンクリートのヒビが有り、今まではそこから水が入るようなことは無かったのに、今回はポタポタと水が落ちていました。


他にも建物のつなぎ目で水の侵入がありました。それぞれタオルを大量に敷き詰めて、畳や床が水に浸からないように必死でした。


以前は寺務所の天井がよく雨漏りしましたが、屋根を直してからは無事。今回も、無事でした。書院の建物は雨漏りしてるんだろうな・・・。屋根が繋がっておらず一旦外に出ないと行けないので、まだ確認に行っていません。どのみち何かしら対処するのは明日になってからだし。


後は山が心配です。風も強かったですから、木が倒れていたり、おそらく枝は何本も飛んでいることでしょう。八十八カ所ミニ霊場や、山頂にある霊園・檀家墓地の石塔群は大丈夫だったかと、気がかりです。


多分山頂へ続く道が、葉っぱや枝が散乱して、車で上れない状態になっていると思うので、その片付けから始めなくてはなりません。しんどそう・・・


私は相変わらず肋骨辺りが痛くて、全然力が出ませんし。


厳しいですよ。台風、もう一個控えていますしね。勢力は控えめのようですけれど。