書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

全国大会旅行2日目

いよいよ全国大会当日です。実は二日間にわたって行われている全国大会。中身は同じで、参加者が変わるというスタイルです。旅行の2日目でもあり、大会自体も2日目です。奇遇ですね。


大会2日目となると、メリットも多いです。何より、スタッフが慣れている。昨日と同じ事を繰り返すのですから、当然練度が上がっています。とはいえまだ2回目だから、気が緩んでもいない。良い具合だと思います。


おかげさまで、混雑する会場入り、昼食配布、会場退出、いずれもスムーズに行う事が出来ました。階段もありますから、混雑していると将棋倒しのようなこともおきかねません。


そんなことになれば、人数が多いですから、最悪の事態も想定されます。


そんな状況下で、安全に、1人もけが人も出ずに終えられたのは、素晴らしいことだと思います。運営に関わったスタッフの皆さん、お疲れ様でした。


肝心の中身は、開会法要、記念大会につきものの功労者の表彰(今回は梅花流創立60周年記念大会)、これまた記念大会につきものの新曲発表、登壇奉詠、最後はお楽しみの清興。今年は新沼謙治さんのミニコンサートでした。岩手県曹洞宗寺院のお檀家さんなんだそうです。昨年の大震災で被災もされていまして、開催地にも近いし、という理由でしょうか。


私はこの時間帯、お土産を買いにウロウロしていたので歌は聞いていないんですよ。いつものことですが。空いてるんですもの、この時間帯は。


全国大会には売店も多数出展しています。仏具、法衣、梅花道具、線香、数珠などなど、関連商品はもちろん、今年は被災地からの特産品の出店も多数ありました。


特産品を加工して、地元オリジナルの商品として売っている物が多く販売されていました。そしていずれも、放射線の検査を受けているという。風評被害がこれ以上広まらないように、ちゃんと検査をして、それも私の印象では、行政の対応を待ってられないから独自に検査をしている、という感じでしたね。


たしかに口に入れる物ですから、放射能は怖いです。目に見えず、影響もはっきりと解明されていません。怖いです。


でも、原発が近いからといって、全ての物が汚染されるわけでもありません。農産物は、生き物ですからね、取り込む栄養もあれば、害になるなら排出するという仕組みもあることでしょう。


どこで作られた物でも、安全であれば良いのです。原発から遠く離れていても、検出されることだって多いんですからね。


ただ、なんでもかんでも検査をしないと安心して口に入れられなくなってしまったのは、悲しいですね。


大会終了後は、ただ帰るだけとなります。15時半頃に会場駐車場を後にして、お寺に帰ってきたのが21時。幕張メッセは遠かった!


でも、道中ケガもなく、みんな無事に帰って来れました。こんな幸せはありません。来年もまた、講員さんと共に無事に参加出来たらなと思います。