書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

メリー クリスマス!

他宗教の話とは言え、偉大なる人物の誕生日ですから、お祝いを。だからお釈迦様のことも意識に入れてくださいね。


いよいよ暮れどき最終日。午前中は法事を2件、お檀家さんにご迷惑をかけつつお勤めしました。


和尚が1人だと、法事を2件勤めるにはお檀家さんの協力が必要です。2人いれば手分けをすれば良いのですが、今は私1人しかいません。


正太寺のお年忌は、ご自宅でお経を読み、お寺へ移動してお墓経、最後に位牌堂でお念仏をあげていただくか、もしくはお経を読みます。入出の方は何かにつけてお念仏をあげる習慣がありますから、今まではほぼ100%お念仏でしたが、入出以外のお檀家も増えてきたので、そうした際には短いお経を読むようにしました。あまり長くて料理屋さんの予約に間に合わなくなってもいけませんし。


すべて終わるのに1時間半ほどかかります。入出の外の場合は移動時間が延びるので、もっとかかります。お年忌はだいたい10時、10時半、11時開始で受け付けますから、2件あったら普通のスケジュールではこなせないことになります。


そこで、ご自宅でのお経が済んだらお寺への移動を少し待っていただいて、その間に次のお宅でお経を読む、という手順をでお勤めをします。最低でも30分ぐらいは、移動待ちの間延びした時間が出来てしまうんですよね。


私が副住職になる前は、住職1人で、こうしてお檀家さん協力をいただきながらお勤めしてきたそうです。今回は、直に住職が復帰できるでしょうけれど(それでもすぐには声をたくさん出さない方が良いようですが)、いずれば私が1人で飛び回る日が来ることでしょう。


今の時間配分だと、お説教をする時間が取れません。これではせっかくの法事がもったいないです。なんとしても、生きている人に仏法に触れていただかなくてはなりません。


住職がしゃべれるようになったら、以前どんな時間配分でやりくりしていたのか、じっくりと聞いてみたいと思います。


午後から、最後の暮れどきに出発しました。ここに来て急に冷え込みが厳しくなりました。手全体が、暖まるときがありません。座るときにモモに手を乗せると冷たくてトイレが近くなります。私には重要な問題です。


でも例年でしたら、こんな日がもっとたくさんあったはずなのですよ。12月中旬まで、暖かすぎたというのが本来でしょう。急遽1人で回ることになった暮れどき、気候の面では、ずいぶん楽をさせてもらったと思います。暖かかったですものね。


これで残すは年越しの準備、と思っていたのですが、今朝方訃報が届きました。法事の前に枕経へ伺わせていただいて、一日の予定はきっちりと済ませることが出来ましたが、今後の予定が大幅修正となりました。


まだまだ慣れない葬儀の準備。字も上達しませんし(そもそも練習していない)、不安要素がたくさんありますが、明日の午後には時間が取れるので、不備が内容にしっかりと支度をしたいと思います。