書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

特派布教開かれる

毎年恒例の特派布教が開かれました。今年は隠岐の島から特派布教師さんが来てくださいまして、教区内寺院の総代さん方に普段はなかなか聞くことの出来ないお話をしてくださいました。


とはいえ、私は聞いておりません。用事があって、早々に失礼を致しました。


特派布教の際には、第三教区では三つの法要を行います。最初に、両祖諷経と言って、曹洞宗の両祖様は呼ばれる、大本山永平寺開山道元禅師と大本山總持寺開山瑩山禅師のご供養を致します。


次に、教区内檀信徒各家先祖代々のご供養をします。最後に、湖西市新居町戦没者慰霊法要を行います。


その法要のお手伝いが、教区内の僧侶にとっての一番のおつとめです。ですから私は、そのおつとめをがんばって、すぐに退席した、というわけです。


たった三つの法要ですが、1時間ほどかかります。なかなか大変な法要です。ただ、一つの法要が1時間かかるととても長く感じますが、三つあるので変化がありまして、意外と短く感じるのです。


ご参列の総代さん方が同じ感想を持たれたかまでは分かりませんが。


いずれにせよ、曹洞宗僧侶の中でも限られた人数しか存在しない特派布教師になるほどの方のお話しですから、さぞかし良いお話しだったのでしょう。後日、正太寺の総代さん達から感想を聞くのが楽しみです。


そういえば、特派布教師さんが配付されていた資料に、ご意見ご感想をぜひ特派布教師さんのお寺までお届けくださいというような一文が添えられていました。


資料を配られる方も珍しいのですが、そこまで書かれている方もさらに珍しい。教区長さんとのやりとりや、宗務所とのやりとりの経緯を伺うと、とてもとてもまじめでまっすぐな方だという印象を抱きました。


見習いたいです。本当に。こういう方に、私はなりたい。お話は聞けませんでしたが、そういう気持ちにさせていただいただけでも価値がありました。嬉しい体験でした。