書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

電話にもだいぶ慣れてきました

私が電話を苦手とする事は、多くの方がご承知の事と思います。この日記でも散々書いてきましたから。


それでも最近は、必要に迫られて電話をする機会が増えていますので、だいぶ慣れてきました。


一口に電話と言っても、いろいろな状況があります。一番苦手意識が少ないのが、電話を受ける事。用件があって電話してきた相手に対して、こちらは応答をすれば良いだけです。対面してしゃべるのとさほど変わりはありません。


庶務主事になったおかげですっかり慣れてしまったのが、宗務庁やお寺さんへの電話。確たる用件があってかけますから、そのことを話せば良いだけです。その「だけ」が、電話が苦手な人たちには大変な事であるわけですが。


一番苦手なのが、お店などに電話をかけるとき。予約の電話などもそうですね。相手は似たような電話を毎日受けているわけです。でも、こちらは初めてとか、多くても数回程度の場合。


用件をどう切り出して良いのか分からないわけです。飲食店であれば「ご予約ですか?」と向こうから切り出してくれたらどれほど気が楽だろうか、と思うのですが、未だかつてそうした対応を受けた事はありません。電話口に出る立場からしたら、いきなりそんなこと言いづらいですよね。


最近はようやく慣れてきましたから、「予約したいのですが」と一言宣言すれば、あちらが必要とする情報を聞き返してくれることが、ようやく体に覚え込ませる事が出来ました。苦手なときには、「予約したいのですが」「それで?」なんて会話になったらどうしようと、びくついていたのです。おかしな話です。


最近は、クレジットカードのカードデスクに電話をする機会が続きました。たいていの場合、気軽に電話をしてくれと冊子に書いてあるわけですが、そんな気軽に出来るわけ無いのです。だいたい、こちらの用件も、言葉ですっきり表現できるほど整っていない場合も多いのです。


そうした場合にどう伝えればいいのか悩んでしまい、なかなかダイヤルする事が出来無い事も、私には多かったです。


でも、うまく言葉に出来なくても良いからとにかく電話をすると、なんとかなるんだと体が思い込みだしました。相手もプロです。うまいことこちらの言いたい事を引き出してくれます。


しかし、人前で話をすることに割と慣れているのに、電話だとこんなにも緊張するのはなぜでしょうね。お店で対面してしゃべるのだってなんら緊張しないのに、それを電話に置き換えただけでこんなにも難しく感じるのはなぜでしょうね。


顔が見えない、身振り手振りが使えない。ほんとにそれだけが原因の要素なのでしょうか。昔から疑問なのですが、未だ答えは出ません。


これから先、私の場合は、電話をする機会がどんどん増えていく事が予想されます。パソコンと同じように、電話もちゃんと使いこなせるように、じっくりと取り組んでいこうと思います。


大げさですか?