書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ご本寺開山忌

浜松市西区庄内町にある宿蘆寺が、正太寺の本寺です。そのまた本寺が中区にある普済寺。その本寺が熊本の大慈寺。その本寺は大本山永平寺です。


本山まですぐたどれる、分かりやすい系譜を持った正太寺。今日はご本寺宿蘆寺で開山忌法要が修行されました。開山忌とは、そのお寺の初代住職のこと。当然のことですが、その人がいなければお寺そのものが存在しなかったことになりますから、とても大切な人です。


末寺にとっても、大本になる人ですから、大切な人です。ですので、ご命日に合わせて末寺一同が本寺に集まり、毎年開山忌をお勤めしています。毎年行うお年忌ですね。


今年は珍しく、欠席寺院が2ヶ寺のみという出席率の高さでした。私も檀信徒本山研修会から帰ったばかりであり、欠席したい気持ちもあったのですが、午前中のお年忌を住職が勤めてくれて休ませてもらったので、がんばって出席です。


出席人数が多いと、配役にも余裕が出来ます。いつもなら2つの役を兼ねる人が何人かして、法要を進めていくのですが、今回はそういうことはなく1人1役。私が出席するようになってから初めてじゃないかな、こんなの。


おかげでとても厳かに法要を進めることが出来ました。毎年こうしてお勤めできるのは、本当にありがたいですね。自分の体が健康でなければ出席すらままなりませんし、他のお寺さんも皆さんお元気でなければ法要を勤めることが難しくなります。そういう心配が無く、ゆとりの人数でお勤めできたのは、さらにありがたいことです。


来年も、これぐらいの出席率になると、楽しいんですけどねぇ。