書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

MIDIキーボードを復活させるぞ

NHK趣味悠々のテキスト「楽しいクラシックピアノ」を買いました。もう一週間近く前のことです。むかーし、ピアノを習っていたんですよ。年長さんぐらいからでしょうか。おぼっちゃまですよね。小学生になってから、毎日のようにおねだりをしてピアノを買ってもらったのを、今でも鮮明に覚えています。


好きだったんですよ、ピアノ。中学に上がるまで教室に通って、その後は妹が同じ教室へ通い、母も50代になってから習いに行ってましたから、月謝はともかく、ピアノ本体への投資分の元は取ったのではないかと思います。


ただ、最近は調律もしてなくて、かわいそうな状態です。音はちゃんと出ますから、調律(中の掃除含む)さえしてもらえば、復活するはず。娘が興味を示しているので、ピアノは習わせても良いかなと考えています。ピアノがすでに家にあるというのは、習わせるための一番大きな障壁が最初から取り払われているんですからね。


で。
そんな私ですから、MIDIキーボード、いわゆるシンセサイザーも持っています。人前で弾くことは無かったですけれど、欲しくて欲しくて。ピアノの置いてある部屋がお寺の中でも半物置として使っている部屋で、畳はもうぶかぶかだし、扇風機もないし、ストーブもないし、春秋しか弾いていたくない環境だったので、場所を取らないシンセサイザーが欲しかったのです。もちろんピアノとは弾き心地が全然違うわけですが、そんなのはどうでもよかった。ただただ、自分の部屋の中で弾きたかった。


それがもう10年近く前ですか。当時はRS-232Cという規格のケーブルでパソコンとつなぐのが一般的でした。モデムをつなぐのに使う端子ですね。それが、買ってそんなに経たないうちにUSBへとあっというまにシフトしてしまいました。そして今、手元にあるパソコン立ちは、RS-232Cをつなぐ端子はついていません。


なので、せっかく買ったキーボードもちっちゃなスピーカーにつないで弾くしか無くなり、せっかのMIDIの機能があまり活かせないでいたのです。(そもそもコードが合わなくてスピーカーにもつなげなくなっていた)それが昨日調べてみたら、MIDI端子をUSBにつなぐケーブルを売ってるじゃないですか。今まで探しもしなかったのですが、まあ、そりゃそうですよね。じゃなきゃ困ります。


ほんとはピアノで弾くつもりで買った「楽しいクラシックピアノ」ですが、とりあえずは部屋のキーボードで弾いてみようと思い、Amazon.co.jpで発注したのです。明日到着予定で今からワクワクしています。


Mac用のソフトであるGarage Band(iLifeという統合メディアソフトに含まれている)の最新版では、MIDI機器をつないで、レッスンを受けることが出来るのです。最初のレッスンは無料でついていて(うろ覚えですが)、お金を払うとさらに先のレッスンを受けることが出来ます。リアルタイムで受けるわけではなくて、あらかじめ収録されたレッスンを受けるので、気も楽です。


そういう楽しみ方も出来るので、せっかくあるMIDIキーボードを復活させるのは、良い話なのです。娘がピアノを習いたがったら、とりあえずこれで学ばせてみる、とかね。


で、肝心の私の腕前ですが、たいしたことはありません。あんなに好きだったのに、上手にはなりませんでした。先生怖かったからなー。通うのがだんだん嫌になってしまって。だから練習もだんだんとおろそかになっていく、と。よくあるパターンです。今なら、先生が怖くても気にならないんですけどね。むしろかかってこいと思います。


早くケーブル来ないかなぁ。音を出したくて仕方ありません。うずうずしています。