書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お彼岸も今日まで

今日でお彼岸も最終日。連日大勢のお檀家さんがお参りに見えられていましたが、それも一段落するのでしょうか。比較的好天に恵まれたお彼岸だったのではと思います。昨夜の風はすごかったですけどね。


正太寺はお彼岸にお経に回りませんから、体の疲れはありません。むしろ、お彼岸が明けてからの方が、花ガラを環境センターへ運んだりという作業が待っています。でも多くのお寺さんではお経に回るようですから、やっと終わったーという開放感に浸っているご住職方も多いのではないでしょうか。お盆明けと同じような。


お盆といえば・・・
あと5ヶ月。正太寺では4月の山開きが終わると、次の大きな行事はお盆となります。そのお盆まであと5ヶ月。まだ5ヶ月もあると思っていると、あっという間にお盆がやってきます。お盆が終わってもすぐに暮れどきがやってきて、暮れどきからは引き続きのような間隔で初どきがあり。その初どきが終わってようやくお正月が来たかと思っていたら、もうお彼岸。そして、お盆まで残り5ヶ月。


ほんとうにあっという間なのですよ。あの、体を酷使するお盆がまたやってくるかと思うと、どうしても憂鬱になります。大好きな夏。でもしんどいお盆。この相反する気持ちをバランスとりながら、毎年の夏を過ごしています。正直、師匠との二人体制なら乗り切れるお盆です。いずれ私一人で迎える日もやってくるわけですが、その時も今と同じようなやり方でお経に回れるか、自信はありません。過酷なのですよ。もちろん、やってみなければ分かりませんが。


そういうことも考えていると、余計にお盆が憂鬱になります。ご先祖様をお迎えし、お寺では三界の万霊に供養する、一年を通しても際だって大切な行事が目白押しのお盆です。そのお盆が憂鬱というのは、和尚としていかがなものかと自問自答しています。


どんなに働いても壊れない、咽と膝とかかと(正座しているとかかとが痛くなるんですよ)が欲しいと切に願っています。