書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

禅を聞く会

アクトシティ中ホールにて、禅を聞く会が開催されました。講師に愛知専門尼僧堂で堂頭(一般的な寺院でいうところの住職)をつとめる青山俊董老師を迎え、18時過ぎから1時間半近くの講演をしていただき、その後椅子坐禅の体験を行いました。


主催は曹洞宗であり、取り仕切るのは曹洞宗東海管区。我々宗務所職員は、依頼をされてお手伝いをする立場ですので、普段とは少し立場が違います。その宗務所を通して青年会である照自会に、椅子坐禅の時にステージ上で坐禅の実演を依頼しており、なんだか複雑な関係になっています。


宗務所職員としては、自分たちも手伝う立場であって、どこまで手を出して良いか判然としませんし、一方照自会に手伝いに来てもらっている立場としては、こちらからいろいろお願いをして動いてもらわねばなりませんし。


私は今日当番日でしたので、集合時間の13時半からだいぶ送れて合流となりました。そのせいで、余計に段取りが分からないのです。仕方ないので、開場時間から開式時間までの間、入り口前を通る一般の人に、声かけをしました。入場無料、整理券も無し、会場に入りきれなくなるまで入場OKですので、なるべく多くの人に入っていただきたかったのです。


結局、400人弱の入場者をお迎えできました。当初予想よりは、かなり多い数字でした。ただでも、今回はお寺さんを通して積極的に宣伝をしていただきました。東海管区の考えでは、宣伝はポスターとチラシぐらいにして、会場付近を通りかかった人がふらりと入ってきてくれることを求めているようなので、この数字にどこまで意義の達成度を見いだせるかは難しいです。


会場が、人通りのない場所に位置しますから、あまりに少ない入場者数になることを危惧して、お寺さんに宣伝をお願いしたのですが、浜松駅前にあったフォルテが使えれば、あそこは人通りがかなりありますから、宣伝なしでどれくらいの人が関心を持ってくれるか、知ることも出来たのですけれどね。閉鎖になってしまい、使えませんでした。去年なら使えたんですけどねぇ。一年遅かったです。


閉会は20時30分。それから片付けをして、解散は21時でした。最初から最後までほぼ立ちっぱなしでしたから、ふくらはぎがパンパンです。立ち仕事をしている方達の大変さが少しだけ体験できました。


今日お越しいただいた方達が、人生を豊かにするために何か少しでもお役に立てたならば、うれしいですね。このパンパンのふくらはぎのためにも。