書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

子ども用おもちゃには壊れやすいものもある

我が家に、うーたんとワンワンのマラカスのおもちゃがあります。えーと、この時点で何のことか分からない方、ごめんなさい。最近はコンビニでも売ってますから、有名な部類ですので、分かる人には分かることでしょう。


うーたんの方は、電池内蔵で、いないいないばぁっ!のオープニング曲と、他何曲かの曲が流れます。音楽を流しながらマラカスのように振ることでお子様ご機嫌、という趣旨のおもちゃだとは思うのですが、当然お子様方はそんな遊び方はしないもので。


うちの下の子は、おいしそうに食べてますよ。


そんなおもちゃなのですが、今日、音が鳴ったり鳴らなくなったりという現象に見舞われました。電池が減ってきていたのは認識していたので(音楽の音量が下がり、音程がずれてくるのですぐ分かります)、とりあえず電池を替えてみることに。


しかし、症状は改善せず。こうなると、分解したくなるのが工業高校出身者の性です。


分解してみると、スピーカーに行っている配線が2本あるのですが、その内の1本が、外れていました。単純に半田付けしてあるだけなのですが、それが取れてしまっていたのです。


半田付けというのは、ちゃんとした技術者が行えば、そうでなくてもちゃんと教えられていれば、そう簡単に外れるものではありません。機械作業でもよほどのことがなければ大丈夫なはず。子どものおもちゃと言うことで、扱いはかなり乱雑ですが、しっかりつけた半田が取れるなんて衝撃は、加えようがありません。


粗雑な作りだなと、感じました。付け方がなってない。難しい箇所じゃないんですよ。先が細めの半田ごては必要ですが、ちょいちょいと付けるだけの部分です。人が付けたのであれば、おそらく本人は取り付けが甘いのは認識していたはず。それなのにそれでよしとしてしまうのが、粗雑だなと、感じたのです。


最近は子どものおもちゃは安いです。昔のブリキのおもちゃを買うことを思えば、親としてはありがたいほど安価に購入出来ます。でもね、安くても、大事に使わせたい気持ちは昔と何ら変わらないと思います。その子の、物に対する態度にも影響します。壊しても、新しいのを買ってもらえるから平気だなんと考えるようになったら、ろくな大人にはなりません。


一つのおもちゃを、大切に長く使う。そのためには、おもちゃにもそれなりの耐久性が必要です。0才児には、大切に扱うなんて、分からないんですから。おもちゃもそこを乗り越えてもらわないと。0才児のパワーごときで壊れてしまっては困るのです。


とりあえず、このおもちゃは、そのうちに半田を探して修理するつもりです。半田ごては押し入れを探せば見つかるはず。ちょっと先が太いので、やりづらそうですが、うまいことやるつもり。


そんなわけで。ICチップが故障するのならともかく、半田付けが外れるなんて壊れ方は、やめてくださいよ、というわけでした。