書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

エアコン設置完了

おととい注文して、今日設置完了。お得意様ということで、無理なスケジュールでさっそく取り付けに来てくれたようです。本当に暑い中での設置作業でした。おつかれさまでした。


予想最高気温が34度。私の事務所は午前中から35度をマークしていました。外の配管も、太陽がずっと当たり続ける中での作業。「お日様は厳しいですよ」とは、取り付けに来てくれたいつもの店長さん(たしか店長だったはず)。年はだいぶ離れていますが、はとこなのです。ややこしいけど、たぶん。ちなみに、機材運びを手伝いに来たのが社長さん。このシーズンだけは立場が逆転なのだろうか・・・


親戚の中ではかなり頻繁に顔を合わせる間柄なのですが、立場上なのか、こちらをお客さんと捉えての敬語が多いんですよね。たまにはくだけた会話にもなりますが、たいていは、一応、店長とお客さんという立場を保っています。まあ、私の場合は、普段、随分年長者であるお檀家さんたちとタメ口でしゃべってる癖で、社長さんともタメ口なわけですが。失礼とは思いつつ、ついそうなってしまいます。話しやすいですし。


そんなことを感じながら、設置作業に見入っていました。暑い中での作業をほったらかしにも出来ず、それほど用もなかったので、話し相手代わりに近くをウロウロしてました。もしかしたら却って邪魔してたかも。


配線のコードを切ったり、先端処理したり、まるで手品を見ているかのように、正確に、素早く作業をしていきます。あれを子どもの頃に見たら、将来の夢が決まってしまいますよ。すごいですもの。


話を聞くと、使っているテープ類にも、品質の善し悪しがあるらしく、当然それは値段にも反映されていて、業者によってはそこでコストを抑えて安く請け負うということもあるそうです。その結果がどれほどの影響を及ぼすかは私には分かりませんが、大型量販店と比べての町の電気屋さんの強みは、自分たちの売った商品を、自分たちの手で責任と誇りを持って取り付けるという姿が、分かりやすく見て取れることなんだと思います。


大手量販店と比べたら、価格で勝負することは難しいでしょう。しかし、その価格差には、安心と信頼が含まれているのだと、思います。もちろん大手量販店がそうした点で劣るというわけではありません。単純に比べられませんから。ただ、やはり、売る人と、取り付ける人が同じというのは、相当な安心感です。


そうした所に、正当な対価を払える世の中の方が、私は落ち着きます。古い考えかも知れません。でも、売る人も買う人も、両方ハッピーな姿だと思いますよ。